平成13年(ワ)第15800号 損害賠償請求事件
原 告 野村 一也被 告 今井 亮一 外2名 準 備 書 面 (3)平成14年1月22日 東京地方裁判所民事部第18部ろB係 御中
原 告 野 村 一 也 原告は,被告ら準備書面(1)「原告の訴状/請求原因に対する認否」に対し,以下のとおり弁論する。なお、この準備書面(3)は、左列に原告訴状(平成13年7月27日付),右列に被告ら準備書面(平成13年11月27日付)を配した対照表となっており、原告陳述(平成14年1月22日付)を右列中に枠で囲った内側に配す。
また,この準備書面(4)は,CD5にHTML形式としても収録する。
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原 告 訴 状 |
被告ら準備書面 |
請求の趣旨 1.被告らは、原告に対し、連帯して金400万円及びこれに対する訴状送達の翌日から支払済までに至るまで年五分の割合による金員を支払え。
2.また別紙2.に記載の方法で謝罪文の掲載を求める。
3.訴訟費用は被告らの負担とする。との判決並びに仮執行宣言を求める。
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被告らの原告の訴状・請求原因に対する認否は,次のとおりである。
なお,原告が証拠として引用する各発言については,実際のログと一致するか否か検討中であり,「発言は認める」と述べた部分についても,実際のログと異なることが後に判明することがありうるので,全て
「概ね認める」との趣旨であり,後日,ログが実際のログと異なっていると主張する権利を留保するものである。
平成14年1月22日 原告
その1 表題部について被告らの要望によって,第1回から第2回弁論までに2ヶ月以上の期間がおかれた上,被告らは,さらに認否のための時間を要求した。 結局,被告らが,認否を記した準備書面を提出したのは,平成13年11月27日であり,訴状が提出された平成13年7月27日から4ヶ月間経過した後である。 したがって,被告らには,ログを検証するには十分な時間が与えられており,「ログが実際のログと異なっていると主張する権利を留保」などとする被告らの主張は,訴訟の公正さと迅速さを阻害するものであると言わざるを得ない。 |
請求の原因 |
第1 訴状・請求原因に対する認否
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第1 当事者目録 1.被告今井は交通取締りを題材に文章を書く職業ライターであり,『月刊交通違反』という名称のミニコミ誌(以下,本件ミニコミ誌という)の編集長である。また平成11年2月20日頃よりインターネット上で公開された『月刊交通違反
on the Web』(以下「本件サイトA」という)の代表者でもある。なお本件サイトAには,本件サイトAの開設当初より『交通取締りに“NO!”といえるBBS<別館>』という名称の掲示板が設けられている。なお『交通取締りに“NO!”といえるBBS<別館>』は平成13年1月26日頃を境にその表示形態が一覧式から親発言に子発言が付随する方式に変更された(以下,平成13年1月26日頃以前の一覧式を「本件掲示板A」,平成13年1月26日頃以降を「本件掲示板B」とする)。〈甲1〉
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1 請求原因第1(当事者目録)に対する認否
その2 (1) 同1について
被告今井が交通取締りを題材に文章を書く職業ライターであること,『月刊交通違反』というミニコミ紙を発行していること(なお,『月刊交通違反』はミニコミ「誌」ではないし,同紙は被告今井1人で制作しているものである),『交通取締りに“No!"といえるBBS<別館>』が平成13年1月26日頃を境にその表示形態が一覧式から親発言に子発言が付随する方式に変更されたことは認め,その余は否認する。
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2.寺澤有は警察批判を主な題材とするジャーナリストであり,インターネット上で公開されたサイト『The
Incidents』の編集長である。〈甲2〉
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3.被告小谷は被告今井より本件サイトAおよび本件掲示板Aならびに本件掲示板Bの運営・管理を委託されていた。〈甲3〉
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(2) 同3について
否認する。
平成14年1月22日 原告
その3 1の(2)について被告今井は,次のように発言している。 〈甲46の26〉,〈甲46の7〉《甲36の2中#359》,《甲42の2中#1890》,《甲42の8中#3018》,《甲42の9中#3765》,《甲42の10中#3802》,〈甲43〉, 訴外寺澤有も,同様の発言をしている。 〈甲46の19〉,《甲42の8中#2803,甲42の8中#2806》 以上の甲書証について,被告らの認否を求める。 |
4.被告平*は被告今井とは仕事上での付き合いがあり,本件サイトおよび本件ミニコミ誌に連載を持っている。また本件掲示板Aおよび本件掲示板Bには,被告今井同様にひんぱんな書き込みをしていた。《甲4》
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(3) 同4について
否認する。
平成14年1月22日 原告
その4 1の(3)について次の甲書証中の各発言の認否を求める, 《甲42の17中#3992,甲42の17中#4156,甲42の17中#4228》《甲42の18中#3966,甲42の18中#4150》《甲42の19中#2695,甲42の19中#2748》 |
5.原告は本件掲示板Aに平成11年3月から同年7月6日までの期間と,間をおいて平成12年8月28日から平成13年1月26日までに期間,本件掲示板Bに平成13年1月12日より現在に至るまでの期間にゲストとして書き込みをした者である。なお,原告は『PBI/交通行政監察官室』という名称のサイトを平成11年7月1日より非営利目的で運営している。〈甲5〉
6.和*秀*は『フリーウェイクラブ』という名称において,首都高速の通行料のうち500円を超過する部分の不払い運動をする団体の代表者であり,同名のサイトおよび『首都高500円通行掲示板』(以下,「掲示板C」という)を運営している。なお平成13年6月28日現在,ウェブ上で公開されている『首都高500円通行掲示板』は原告が書き込みをした当時とは異なる表示形式に変更されている。〈甲6〉
7.黒木昭雄は警察の問題を主題とするジャーナリストであり,平成11年12月1日よりインターネット上に公開された『現場警察官への応援歌』というサイトおよび『警察ご意見板』(以下,「本件掲示板D」という)の代表者である。なお本件掲示板Dは平成12年7月頃より『新・警察ご意見板』(以下,「本件掲示板E」という)移行した。〈甲7〉
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(4) 同5について
原告が平成12年8月28日から平成13年1月26日までの問に本件掲示板Bに書き込みをしたこと,原告が同年1月26日から本件掲示板に書き込みをしたこと(同年1月12日からではない),原告が原告主張のサイトを運営していることは認め,原告が本件掲示板Aに平成11年3月から書き込みをしたとの主張及び原告の主張が非営利目的か否かは不知,その余は否認する。
(5) 同2,同6及び同7について
訴外寺澤有,同和*秀*及び同黒木昭雄は,いずれも本件訴訟の当事者ではなく,認否の要はない。
平成14年1月22日 原告
その5 1の(5)について訴外寺澤有は,現在のところ訴外にある。しかし,訴外寺澤有は,原告を提訴すると公言している。〈甲46の1〉〈甲46の2〉《甲42の1#1903》,原告発言《甲42の6#2627》《42の7#2669》 ジャーナリストとして広く認知された訴外寺澤有が,恫喝目的で「提訴」を公言することは考えられない。したがって,訴外寺澤有は,追って本件訴訟に参加することを想定すべきである。 また,被告今井と訴外寺澤有は,二人三脚といえるほど親密に仕事をしており〈甲48〉〈甲49〉,さらに,被告今井は,「寺澤ネタ」を好み《甲47》,訴外寺澤有との親密さは公然の事実である。ゆえに,少なくとも被告今井は,認否をする必要がある。 |
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第3 経 緯 1.原告は株式会社メディアワークスが運営する『警察の警察による警察のための交通取り締まり』読者の掲示板(以下,「本件掲示板F」という)に,平成11年2月13日および平成11年3月3日の2度書き込みをした。〈甲8〉 なお被告今井は原告が書き込みをした時期を含めて本件掲示板Fではホスト役を務めている。〈甲9〉
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2 同第3(経緯)について
(1) 同1について
原告が,株式会社メディアワークスが運営する『警察の警察による警察のための交通取り締まり』読者の掲示板に,平成11年2月13日及びもう1度の2度書き込みをしたことは認め,その余は否認する。
なお,原告は,平成11年3月3日に書き込みをしたと主張して甲8を引用しているが,甲8にあるのは同年3月30日の原告の発言である。 平成14年1月22日 原告
その6 2の(1)について訴状中の平成11年3月3日が,平成11年3月30日の誤りであることを認める。 |
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(2) 同2について
否認する。
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3.原告は平成11年3月から同年7月6日までの期間と,間をおいて平成12年8月28日から本件サイトAの掲示板<別館>が本件掲示板Bに移行する平成13年1月26日頃までの期間にゲストとして書き込みをした。〈甲10,甲11の1〜甲11の7〉
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(3) 同3について
原告が平成12年8月28日から本件サイトAの掲示板<別館>が本件掲示板Bに移行する平成13年1月26日頃までの期間に書き込みをしたことは認め,原告が平成11年3月から同年7月6日までの期問に書き込みをしたことは不知(なお,原告は甲10を引用するが,そこに記録されている原告の発言は同年7月6日のものだけである。),その余は否認する。
平成14年1月22日 原告
その7 2の(3)について被告らは、この項目に併記した(22)において、《甲11の5中R1216の1》の成立を認めている。そして《甲11の5中R1216の1》 にあるのは、平成11年6月3日〜7日の間になされた原告の発言である。したがって、被告らの主張は矛盾していると言わざるを得ない。 また,被告今井は,《甲36-14#1684》において,平成11年3月および同年6月の原告発言を引用している。 それ以外にも,被告今井は,「不知」とした期間の原告発言を引用している。《甲18の1#1069》《甲36の14#1684》《甲36の9#1692》《甲36の17#2205》《甲38の0中R0830の1》 |
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(4) 同4について
不知。原告は,甲12及び甲16を引用するが,原告主張に対応しているとは言い難い。
平成14年1月22日 原告
その8 2の(4)について〈甲16〉は,原本を被告今井が作成した〈甲17〉を,発言順に並べ替えたものである。 なお,〈甲17〉は,次の順序で発言が記載されているが,発言日時の順序に規則性がなく,被告今井が悪意を持って並べ替えたといわざるを得ない。 ・平成12年04月19日(水)10時15分54秒(本件掲示板A) ・平成12年04月19日(水)06時26分00秒(本件掲示板A) ・平成12年04月19日(水)06時19分38秒(本件掲示板A) ・平成12年04月19日(水)04時21分25秒(本件掲示板A) ・平成12年07月05日(月)13時25分46秒(本件掲示板A) ・平成12年07月06日(火)01時51分15秒(本件掲示板A) ・平成12年04月18日(火)17時05分52秒(本件掲示板A) ・平成12年04月19日(水) 03時13分(本件掲示板E) ・平成12年04月19日(水) 00時34分(本件掲示板E) ・平成12年04月18日(火) 03時39分(本件掲示板E) ・平成12年04月16日(日) 07時33分 (本件掲示板E) 被告今井は,〈甲17〉で先頭においた発言において,「和*さんとこの、uribouさん」という本件掲示板Cの匿名管理人の言葉を借りて,原告が虚偽発言をしたかのように示している。被告今井は,並び替えによって,この部分を示したかったと推察できる。なぜなら,このように管理人を盾にした被告今井の言動は,他にも存在する。〈甲11の5〉<甲38の0> しかし,原告は, 被告らの「管理人が云々」には対抗できなかった。《甲36の5#1074》《甲36の5#1079》《甲36の11#1167》《甲41#3915》《甲36の11#1119》 |
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(5) 同5について
被告今井が本件掲示板D書き込みをしたことがあることは認め,原告が平成12年4月頃より黒木昭雄の本件掲示板Dに書き込みを始めたことは不知,その余は否認する。
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6.原告は本件掲示板Dにおいて平成12年ハンドルネームを“initial_P”に変えることを宣言した。なおそれまで原告は本件掲示板Aおよび本件掲示板Cおよび本件掲示板Fにおいて実名で発言していた。《甲14》
後に原告は,本件掲示板Dにおいて不本意ながら発言するときは“Initial_P”というハンドルネームとすることを宣言し、平成12年8月28日に本件掲示板Bに議論の場所が移行した後の全ての発言を“Initial_P”とした。 また原告は,平成12年8月30日に個人情報を公開し,本件掲示板Aおよび本件掲示板Bにおいても個人情報のURLを示した。《甲11の1》〈甲34〉 |
(6) 同6について
原告が本件掲示板Dにおいてハンドルネームを“initialP"に変えることを宣言したこと,原告が件掲示板Fにおいて実名で発言していたこと,平成12年8月28日に本件掲示板Bに議論の場所が移行した後の全ての発言を“InitialP”としたこと,原告が個人情報を公開し,本件掲示板Aおよび本件掲示板Bにおいて個人情報のURLを示していたことはそれぞれ認め,その余は不知。
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7.平成12年7月26日,黒木昭雄の本件掲示板Eにおいて,原告が被告今井に意見した。〈甲15の2〉
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(7) 同7について
平成12年7月26日,黒木昭雄の本件掲示板Eにおいて,原告が被告今井の発言に対するコメントを書き込んだことは認め,その余は不知。
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(8) 同8について
不知。なお,原告は,“Mr.K"というハンドルネームの者が「被告今井のシンパ」と主張しているが,その意味及び根拠は全く不明であるから明らかにされたい。
平成14年1月22日 原告
その12 2の(8)についてシンパの意味は,同調者である。被告今井ほど有名になれば,多少のファンがつくのは当然だといえる。また, 匿名で発言した訴外者であり、明らかにするまでもない。 |
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(9) 同9について
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ア 同(1)について
被告今井が,本件掲示板Aで,甲15の6及び甲15の9の発言をしたこ
とは認め,その余は否認する。
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(2)原告は,被告の質問に答え〈甲15の7〉,本件掲示板Eが泥試合の舞台にならないための方策を提案し〈甲15の8〉,議論の方法に意見し〈甲15の11〉,さらに論点を明示した。〈甲15の20,甲15の13〉
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イ 同(2)について
原告が甲15の7,甲15の8,甲15の11,甲15の20及び甲15の13
の各発言をしたことは認め,その余は否認する。
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(3)被告今井は原告に対して議論に関係のない過去のことを材料にして,原告を嘲笑することを続けた。〈甲15の16〉
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ウ 同(3)について
否認する。なお,原告が引用する甲15の16は,実際の被告今井の発言が改ざんされたものである(乙1の1,2)。
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10.被告今井のシンパである“siwales”というハンドルネームの者は,議論を本件掲示板A(被告今井の掲示板)で行うことを主張した。〈甲15の18〉
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(10) 同(10)について
否認する。なお,原告は“Siwales"というハンドルネームの者が「被告今井
のシンパ」と主張しているが,その意味及び根拠は全く不明であるから明ら かにされたい。
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11.被告今井のシンパである“siwales”というハンドルネームの者で挑発的な書き込みが,“和気愛愛”というハンドルネームの者の感情的な発言を呼び,本件掲示板Eは混乱していった。〈甲15の21,甲15の22,甲15の23,甲15の24〉
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(11) 同(11)について
甲15の21,甲15の22,甲15の23及び甲15の24の各発言がなされたことは認めるが,その余は否認する。
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12.平成12年8月28日午前1時32分,原告は本件掲示板Eの混乱を治めるための発言を本件掲示板Eおよび本件掲示板Aの双方に書き込んだ。〈甲15の1〉
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(12) 同(12)について
原告が本件掲示板Eに甲15の1の発言をしたことは認めるが(原告は本件掲示板Aにも書き込んだと主張しているが,甲15の1にはその記録は存在しない。),その余は否認する。
平成14年1月22日 原告
その15 2の(12)について原告は,本件掲示板Aに〈甲15の1〉と同じ字句で構成された原告発言がなされたことを,《甲38の0中N0828》に示している。 また,被告今井は,《甲38の0中N0828》に示された,平成12年8月28日の原告発言の存在を認めている。《甲38の0中R0830の2》《甲36の3#290》 |
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(13) 同(13)について
認める。但し,正確には「休止」であった。
平成14年1月22日 原告
その16 2の(13)について平成11年10月1日,本件掲示板Aにおいて,原告が推測した通り,本件掲示板Eは,閉じられたままである。また,黒木昭雄の主催する本件サイトCには,再開を示す記述は存在しない。したがって,「閉鎖」の方が適切である。《甲11の3中N1001》 |
14.平成12年9月12日,原告は本件掲示板Aに書き込みをすることになった原因を明示する《甲11の1》が,被告今井は「思い込み」「捏造」「ワケわからん」「メチャメチャ」「妄想」「つきまとい」などの侮蔑的表現で原告の中傷をした。(別紙1.被告ら各発言の名誉毀損部分一覧表)《甲11の1,甲11の2》
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(14) 同(14)について
原告が平成12年9月12日に発言していること,被告今井の発言中に「思い込み」「ワケわからん」「メチャメチャ」「妄想」という表現を使用したことは認めるが,その余は否認する。
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(15) 同(15)について
ア 表題について
被告今井が原告を中傷したことは否認し,その余は認める。
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イ 同(1)について
認める。なお,全て甲11の1として引用されているが,引用された各
文書は異なっている。
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(2)平成12年9月12日,原告は,被告今井が再三求めていた「3つのシンプルな点」のひとつに答えるとともに,被告今井の主張する「憲法第12条前段」への疑問に対する返答を,被告今井に再度求めた。《甲11の2》
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ウ 同(2)について
原告が,被告今井の「3つのシンプルな点」の1つについてコメントをしたこと及び被告今井に返答を求めたことは認め,その余は否認する。
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エ 同(3)について
被告今井が,甲11の2として引用されている3つの発言をしたことは
認めるが,その余は否認する。なお,全て甲11の2として引用されてい るが,引用された各文書は異なっており,その表題に「結論」という用語
は使用されていない。
平成14年1月22日 原告
その20 2の(15)のエについて 被告らは「結論」という用語は使用されていないと主張する。しかし,平成13年10月3日,原告は,発言の文末において,次のように発言している。《甲11の3中N1003の2》 陪審制度(参審制度/国民の司法参加)について市民流裁判ゲームでは、当人(私と今井氏)はもちろん、閲覧者(陪審員) の方々にさえ「判決は出す必要はありません」としているにもかかわらず、 当事者である今井氏本人がご自分で【 結 論 】9月15日(金)04時12分を 発表してしまうことには開いた口が塞がりません。 なお,本件掲示板Aにおける原告発言は,原告がその内容を保全するために,書き換え不可能な掲示板に記録が残されている。 |
(4)平成12年9月16日,被告今井は原告が指摘する「憲法第12条前段」についても反論する。《甲11の2》
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オ 同(4)について
認める。
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(5)平成12年9月20日,原告は『今井亮一さんへ』というタイトルで,被告今井が主張する「憲法第12条前段」の解釈についての問題点を指摘した。《甲11の2》
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カ 同(5)について
原告が甲11の2の発言をしたことは認めるが,その余は不知。
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(6)平成12年9月21日,被告今井はそれまでの原告に対する積極的な書き込みの姿勢から一転して,「掲示板を読んでいない」と書き込みを行った。《甲11の2》
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キ 同(6)について
否認する。なお,引用されている甲11の2の被告今井の発言の大部分は省略(削除)されており,不正確である。
平成14年1月22日 原告
その21 2の(15)のキについて原告は,被告ら準備書面に先立つこと2ヶ月前の平成13年9月28日に、今井の当該発言の完全な記録を提出している。《甲38の2中R0921》 さらに原告は、《甲11の2》が「不正確」な理由について、同書証内に但し書きを入れている。 《甲38の2中R0921》に記された被告今井発言(H12/9/21)について,被告らの認否を求める。 |
(7)被告今井は,平成11年9月21日における発言以降,原告の発言を黙殺しながらも,「思い込み」「妄想」「つきまとい」「(被告今井を)貶めようとしているだけ」等の表現と,議論に関係のない過去のことを持ち出すことによって,原告の中傷を続けた。(別紙1.被告ら各発言の名誉毀損部分一覧表)〈甲11の3,甲11の4,甲11の5〉
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ク 同(7)について
被告今井が,発言中で「思い込み」「妄想」「つきまとい」との表現を用いたことは認めるが,その余は否認する。
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(8)原告は,被告今井が原告の発言を黙殺することを受け入れて次の発言を書き込んだ。
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ケ 同(8)について
原告が甲11の2及び甲11の3(全て甲11の3として引用されているが,引用された各文書は異なっている)の各発言をしたことは認め,その余は不知。
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(9)平成11月 7日(火)05時01分58秒,被告今井は『\(^o^)/ver.ねおあふーさんへ』というタイトルでの書き込みのなかで,それまで執拗に求めていた「3つのシンプルな点」について,「(原告に)返答を求めるのはヤメている」と書き込んだ、《甲11−3》
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サ 同(9)について
被告今井が,原告主張の発言をしたことは認めるが,その余は否認する。
なお,被告今井は,「『3つのシンプルな点』の残り2つはどうなったか?私のほうとしては,『現在では皆無……』の件でもう十分に用が足りたので,返答を求めるのはヤメてます。」と記載している。
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16.平成12年11月13日,被告今井は,原告との議論に関係のない原告の過去の発言を解説すると宣言した。《甲11−3》
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(16) 同(16)について
被告今井が,平成12年11月13日に,甲11の3として引用されている発言をしたことは認め,その余は否認する。
平成14年1月22日 原告
その23 2の(16)について《甲11−3》における,平成12年11月13日(月)23時55分48秒の被告今井発言についての認否を求める。なお,当該被告今井発言を《甲11−3中R1113》とする。 |
17.平成12年11月25日,被告今井は,原告を「思い込み(妄想)にもとづく単なる誹謗中傷」「アホらしい投稿」「執拗なつきまとい」をしていると宣言し,議論に関係のない過去のことを「解説板」にすることを示した。《甲11−4》
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(17) 同(17)について
被告今井が,その華言中に「思い込み(妄想)にもとづく単なる誹諺中傷」「アホらしい投稿」「執勘なつきまとい」との表現は用いたことは認め,その余は否認する。
平成14年1月22日 原告
2の(17)について《甲11−4》における,平成12年11月25日(土)17時51分50秒の被告今井発言についての認否を求める。なお,当該被告今井発言を《甲11−4中R1125》とする。 |
18.平成12年11月26日,原告は被告今井に議論に関係のない過去のことを持ち出すのを遠慮するように申し入れたが,被告今井はこれを黙殺した。《甲11の4》
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(18) 同(18)について
原告が,甲11-4として引用された発言をしたことは認め,その余は否認
する。
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19.平成12年12月8日,被告今井は平成11年2月に本件掲示板Fに書き込まれたことを持ち出し,その原告発言を嘲笑した。《甲11の5》
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(19) 同(19)について
被告今井が,甲11の4として引用された発言をしたことは認め,その余は否認する。
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20.平成12年12月10日,原告は掲示板を混乱させないために,議論に関係のない過去のことを持ち出すのを遠慮するように被告今井に申し入れたが,被告今井はこれを黙殺した。《甲11の5》
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(20) 同(20)について
原告が,甲11の5として引用された発言をしたことは認め,その余は否認する。
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(21)同(21)について
原告が甲11の5として引用された発言をしたことは認め,その余は否認
する。
なお,甲11の5として引用されているが,引用された各文書は異なっている。
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22.平成12年12月16日,被告今井は原告の提示した論点を黙殺して,議論に関係のない本件掲示板Aに原告が書き込んだ平成11年6月頃の発言を断片的に引用し,これを嘲笑した。《甲11の5》
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被告今井が甲11の5として引用されている発言をしたことは認め,その余は否認する。
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23.平成12年12月17日,原告は議論に関係のない過去のことを持ち出すのを遠慮するように被告今井に申し入れたが,被告今井はこれを黙殺した。《甲11の5》
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(23)同(23)について
被告今井が甲11の5として引用されている発言をしたことは認め,その余は否認する。
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(24)同(24)について
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ア 同(1)について
被告今井が甲11の7として引用されている発言をしたことは認め,そ
の余は否認する。
なお,甲11の7として引用されているが,引用された各文書は異なっ ている。 |
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イ 同(2)について」
被告今井は,甲11の7として引用されている発言をし,そのうち2つ
の発言に「は?そっ,そうですか・…・・」という文言が含まれていることは認めるが,その余は否認する。
なお,甲11の7として引用されているが,引用された各文書は異なっている。 |
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(25)同(25)について
平成13年1月26日頃,『交通取締りに“No!"といえるBBS<別館>』が本件掲示板Aから同Bに移行したことは認め,その余は否認する。
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26.本件掲示板Bにおいても被告今井および被告平*は品位を欠いた表現によって原告を中傷した。(別紙1.被告ら各発言の名誉毀損部分一覧表)
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(26)同(26)について
否認ないし争う。
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27.原告が何度か「裁判ゲーム」の意味を提示していたにもかかわらず〈甲15の8,甲11の3〉,平成13年4月13日,被告今井は「妄想法廷とでもいうものを持ち込んで、まあ暴れているわけですね。」と発言して原告を批判した。〈甲21〉
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(27)同(27)について
原告が甲15の8及び甲11の8として引用された各発言をしたこと,平成
13年4月13日に被告今井が甲21として引用された発言をしたこと及び同 発言中に「妄想法廷とでもいうものを持ち込んで,まあ暴れているわけです
ね。」との表現が含まれていることは認め,その余は否認する。
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28.平成13年4月24日,原告は被告今井の書き込み〈甲21〉に対して、被告今井の誹謗中傷および人格権の侵害に対して警告を行った。〈甲22の1,甲22の2,甲22の3,甲22の4,甲22の5,甲22の6,甲22の7,甲22の8,甲22の9〉
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(28)同(28)について
原告が,甲22の1ないし同9の各発言を行ったことは認めるが,その余は否認する。被告今井は原告に対する誹誇中傷及び人格権の侵害はしていない。
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29.平成13年4月29日,原告は被告平*の発言に警告した。〈甲23〉
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(29)同(29)について
原告が甲23として引用されている発言において「警告」と題して発言したことは認める。
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30.平成13年5月14日,原告は被告今井および被告平*に対して民事訴訟を通知した。〈甲25〉
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(30)同(30)について
原告が甲25として引用されている発言をしたことは認め,その余は不知。
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31.平成13年5月20日,原告は本件掲示板Bの管理者である被告小谷に警告した〈甲24〉が、被告小谷は無反応であった。
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(31) 同(31)について
原告が甲24として引用されている発言をしたことは認め,被告小谷が何もコメントをしていないことは認める。
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(32) 同(32)について
(原告が甲26の1ないし同3として引用されている各発言をしたことは認め,被告小谷が何もコメントをしていないことは認める。
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(33) 同(33)について
被告今井が甲19の1ないし同4として引用された各発言をしたことは認め,その余は否認する。
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34.被告今井は,品位のない表現による原告批判を繰り返した。被告今井の言動は,興味本位な原告批判を惹起させる効果を意図していたといわざるを得ない。こうした被告今井の“すり込み”によって,一部の閲覧者は被告今井と同様に原告の名誉を毀損する書き込みを行った。
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(34) 同(34)についてア前文について
否認ないし争う。
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(1)原告に対して「頭のおかしい人」「ストーカー」「つきまとい」を連発する被告今井の“すり込み”に便乗した発言が本件掲示板Bに溢れるなかに,鈴太郎というハンドルネームで原告批判を続ける者がいた。〈甲29〉
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イ 同(1)について
「鈴太郎」というハンドルネームの者が甲29として引用された発言をしていることは認め,その余は否認する。
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(2)平成13年7月3日,タイトルに「アホ」「無秩序」等の表現を用いた次の4発言について,被告小谷に対しては内容証明郵便で,本件掲示板Bのサービス提供者である後藤氏に対しては電子メールおよび本件掲示板への書き込みで,原告は削除の依頼をした。〈甲30,甲31の1,甲31の2〉
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ウ 同(2)について
原告が被告小谷に対して内容証明郵便で削除の依頼をしたことは不知(なお,被告小谷はそのような内容証明郵便は受領していない。),その余は不知。
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(3)本件掲示板Bのサービス提供者である後藤氏は,原告とのメールでのやりとりの末,“鈴太郎”というハンドルネームで書かれた上記4発言を削除した。
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エ 同(3)について
訴外後藤が4発言を削除したことは認め,その余は不知。
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(4)被告小谷は原告の削除依頼に対して,何の反応もなかった。
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オ 同(4)について
被告小谷が何の対応もしなかったことは認める。
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(5)被告今井は,本件掲示板Bのサービス提供者である後藤氏が削除した上記4発言を復活させた。〈甲32〉
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カ 同(5)について
認める。
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(35)同(35)について
否認ないし争う。
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36.以上に経過のとおり、原告は被告らの悪質な名誉毀損発言に原告が耐えながら解決の道を模索するが,被告らは悪ノリするばかりであった。よって原告は法的な対応を求めることを決意し、被告らに請求の趣旨記載の行為を求めて本訴を提起した次第である。
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(36)同(36)について
被告らが悪ノリしたとの点は否認し,その余は不知。
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1.原告は道路交通行政全般を題材とした『PBI/交通行政監察官室』という名称のサイトを非営利目的での運営している。同サイトは,行政のさまざまな問題を分析し,それを公開することによって,社会問題に対する興味とその結果としての行政への民主的コントロールを期待しようとするものである。〈甲5〉
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3 同第4(原告が明示した議論の目的と,被告らの対応)について
(1) 同(1)は不知。
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2.平成11年3月から同年7月6日までの期間に本件掲示板Aに書き込みをしたのは,意見をぶつけあうことによって相手も自分自身も刺激を受け,学び合うことができると信じていたからであった。しかし被告今井とは根本的な考え方が違うと感じた原告は2度と本件掲示板Aには書き込みはしないと心に決めた。〈甲12〉
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(2) 同(2)は不知。
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3.本件掲示板Eで被告今井に意見する気になったのは,被告今井の発言が本件サイトAでの陰卑な警察批判と比較すると一貫性が感じられなかったからである。そして原告の批判を受けた被告今井には,原告に対して正面から議論しようとする姿勢がみられず、ひたすら過去のことを持ち出して中傷するばかりであった。〈甲15の1〜24〉
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(3) 同(3)のうち,被告今井が,ひたすら過去のことを持ち出して原告を中傷したとの点は否認し,その余は不知。
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4.被告今井が過去のことばかりを持ち出すことは,多くの閲覧者に興味のないことが論点となってしまう。原告はそれを防止するための方策を提案した。〈甲15の8〉
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(4) 同(4)のうち,原告が甲15の8で引用された発言をしたことは認め,その余は不知。
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5.本件掲示板Eが被告今井のシンパの感情的発言によって閉鎖の危機が明白となったときに,原告は議論を本件掲示板Aに持ち込むことを宣言し,本件掲示板Aにおいて書き込みを始めた直後に次の3点を提示した。正常な議論を期待できない被告今井に対して,本件掲示板Aの閲覧者にとっても少しでも有益な材料を提供したいと原告が考えたからである。
(1)平成12年9月6日,タイトル:松本サリン事件 《甲11の1》
(2)平成12年11月26日,タイトル:RE>P問題の対応 《甲11の4》
(3)平成12年12月14日,タイトル:今井亮一さんへ 《甲11の5》
(4)平成13年1月8日,タイトル:Initial_Pの“P”はパブリックのP 〜その1〜 《甲11の6》
(5)平成13年4月29日,タイトル:今井さんにとっての『言論の自由』とは? 《甲36の3》
(6)平成13年6月9日,タイトル:大樹の陰 《甲36の10》
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(5) 同(5)のうち,原告主張の3点を提示していたことは認めるが,その余は不知。
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(1)平成12年9月12日 タイトル:掲示板の流れに合わせて 《甲11−1》
(2)平成12年11月9日,タイトル:主なき議論 《甲11−3》
(3)平成12年11月28日,タイトル: メディア(ジャーナリスト)の責任 《甲11−4》
(4)平成12年12月4日,タイトル:ハイキック 〜その1〜 《甲11の5》
(5)平成12年12月4日,タイトル:ハイキック〜その2〜 《甲11の5》
(6)平成12年12月4日,タイトル:ハイキック〜その3〜 《甲11の5》
(7)平成12年12月4日,タイトル:ハイキック〜その4〜 《甲11の5》
(1)平成12年9月12日,タイトル:反論にもルールあり 《甲11の1》
(2)平成12年10月3日,タイトル:反論にもルールあり 〜その2〜 《甲11の3》
(3)平成12年10月5日,タイトル:反論にもルールあり 〜その3〜 《甲11の3》
(4)平成12年11月12日,タイトル: Initial_Pがこの掲示板にいる理由 《甲11−3》
(1)平成12年9月21日,タイトル:自分の正義を信じて疑わない者たち 《甲11−2》
(2)平成12年9月24日,タイトル: 自分の正義を信じて疑わない者たち 〜その2〜 《甲11−3》
(3)平成12年9月27日,タイトル: 自分の正義を信じて疑わない者たち 〜その3〜 《甲11−3》 (4)平成12年12月2日,タイトル: 日本人は他人の問題を自分の(社会の)問題として捉えることが得意? 《甲11−4》
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(6) 同(6)ないし同(8)のうち,原告が原告引用の各発言をしたことは認め,そ
の余は不知。
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(2)被告今井は,原告を黙殺しながら閲覧者への「お願い」を多用した。
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(7) 同(9)のうち,いずれも,被告今井及び被告平*が,原告引用の各発言をしたことは認め,その余は否認する。
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10.結局,被告今井は原告と議論らしい議論をすることなく,本件掲示板Bに移行した後も議論に関係のない過去のことを論点とするばかりであった。そして被告今井は,本件訴訟にいたる直前の平成13年7月1日および同年同月7月23日にも,議論に関係のない過去のことを持ち出し,原告を中傷した。〈甲19の1,甲19の2,甲19の3,甲19の5〉
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(8) 同(10)のうち,被告今井が,原告引用の各発言をしたことは認めるが,その余は否認する。
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被告今井および被告平*の本件各発言の内容は「ワケわからん」「メチャメチャ」「妄想」「つきまとい」に始まり,それが「ストーカー」「低脳」等が加わり、さらには「頭がおかしい」「病院がカバーできないタイプの異常者」「心を病んだ人」「イカレた人」「「狂人」にまでエスカレートしていった。その一つ一つが極めて悪質であること,継続,反復して書き込まれていること,さらに被告今井の知名度を後ろ盾にした原告批判によって惹起された閲覧者らによる原告を中傷する発言がおびただしい数であること等を照らすと、原告が被った精神的損害は甚大であったといえる。よって原告に生じた損害に対する慰謝料は,400万円が相当である。
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5 同第6(慰謝料)について
争う。
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原告は建設的な議論をするためにさまざまな努力をしたのに対して,被告今井は,原告が精神異常者であることや,原告の被告今井に対する妬みを閲覧者に感覚的にすり込む表現を多用している。これは,(被告今井が活動内容によって)標榜する“ジャーナリスト”という肩書きがもたらす発言の影響力を濫用した独善的行為であるといえる。それでも正常な議論を望み努力を続けた原告に対して,被告らは原告の人格をも否定する表現をエスカレートさせていった。したがって別紙2.に記載の方法での謝罪は,原告の名誉を回復させるためには不可欠である。なお,訴訟目的としての謝罪の価額は100万円が妥当である。
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6 同第7(謝罪)について
争う。
なお,「訴訟目的としての謝罪の価額は100万円が妥当である」との趣旨は不明である。
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よって,慰謝料400万円,謝罪の価額100万円を合算した500万円を訴訟物の価額とする。なお慰謝料400万円については訴状送達の翌日から支払済までに至るまで年5分の割合による遅延損害金を加えるものとする。
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7 同第8(結論)について
争う。
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第2 被告らの主張
追って提出する。
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1.平成12年5月14日,原告は被告今井と被告平*に対して合意管轄裁判所を指定するように求めた。《甲第36号証の5》
2.平成12年5月15日,被告今井は東京地方裁判所を合意管轄裁判所とすることを原告に求めた。《甲第36号証の5》
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被告ら準備書面は以上 |
被告らは別紙1.に記載した被告らの各発言が名誉毀損ではないと主張すると予想される。なお、本件掲示板Aおよび本件掲示板Bにおいて,被告今井はひんぱんに,平成11年3月頃より同年7月頃までの本件掲示板Aにおける原告発言を引用して,「ワケわからん」「メチャメチャ」「妄想」「つきまとい」と表現しており,本件訴訟においても別紙1.に記載された各発言が名誉毀損ではないことを主張する材料として,平成11年3月頃より同年7月頃までの本件掲示板Aにおける原告発言を引用するものと思われる。
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証拠方法以下省略 |