[1148] ありがたいのですが、簡潔がすぎて……
投稿者名: 今井亮一 (ホームページ)
投稿日時: 2001年6月3日 18時13分
うむっ。簡潔ですね……いや、短いのは良いと思うんですが、残念ながら意味がわかりません。
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人権を侵すことはあっても(風俗を含む)、語るとしたら多少(弱者)守ってほしい。
フーゾクでカネ払ってお姉ちゃんとエッチすることはあってもまあいいから、少しは弱者を守れよ、ということでしょうか。 しかし、「弱者」とはどういった方を指すのか、また、「多少守ってほしい」と言うからには私は守っていないということのようですが、それはどういう場面を指してのことなのか、さっぱりわからないのです。 もすこし詳しくご説明いただければ。
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何の為に日本を出すかです。多数が金儲けです、損をしても出したいという人は >少数。はっきりいって人権なんかどうでもいいんです。
私のことでおっしゃっているわけですから、ここでいう「出す人」は著者のことですね。 出せば必ず売れるだろうタレント本…などではない本を出して金儲けしようと思ってる人がいたら、それは、本当に絶対儲かるスゴイ企画を持っている人か、でなければバカでしょう。
現在、小難しい本(文庫や新書ではない単行本)の初版は、1万部だったら多いほうです。 それなりの本でも7000〜8000部。どうかすれば5000部を切ります。
私の最初の単行本『交通取締りに「NO」と言える本』(恒友出版)は、単価がたしか1200円だったですか。初版は1万2000部。「じぶん刷ってくれたねえ」と、よく言われました。 印税は10%。144万円。儲かった? とんでもない。あれを書くのにどれだけの期間がかかったと思います? 目次とか企画を持ち込んでOKが出てから、たしか2年くらいはかかったんじゃないかな。 もちろん2年みっちりやってたわけじゃなく、出版の日に向かってだんだん追いつめられていくわけですけども、月にならせば、いくらにもなりません。 ちなみに、同書は増刷されましたが、えっと、どう表現していいのか、増刷分の印税は大部分<<未だ>>受け取っていません。 『市民流裁判ゲーム』、『交通取締りに「NO」と言える本』(いずれも同社刊)は、そういう状態になってから執筆したものです。 大バカだと言われてます(笑)。ま、それは余談。
最新の『交通違反・裁判まるわかり』(小学館文庫)は、税抜きで552円。印税はたしか10%。初版は、たしか……1万5000部だったかな。よく憶えてない。 掛けると、83万円くらいですか。もちろん、これにも何ヶ月もかかってます。
つまり、本を書いて金儲けしようなんて、もうまったく甘いわけです。 本を1冊書くには相当の苦労が必要で、「こんなに苦労して書いたスゴイ本なんだから、ベストセラーになって俺は大金持ちだ。ひひひ」と夢見て書くか、「とにかくコレを世に出したい。1冊の本にまとめたい」と熱情をもって書くか、まあそんなところでしょう。
ともあれ、人権がどうでもいいかどうかは、本を出す出さないではなく、その人のもともとの考え方でしょう。
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白川氏の事件は交通違反もみ消し事件だからです。今井さんは月間交通違反でそ >んなことは薦めていないしそんなことと相反します。そして白川さんは元自民党で今 >井さんとは路線が違うのでは。 >
宮崎 学ぶさんは何故か白川氏と組んでいる。
白川さんの秘書が警察に依頼して違反(点数)をもみ消したとされる事件について、高野さんの視点は私とは違うようですね。
数年前、白川さんが国家公安委員長のとき、私は道交法を審議する委員会(国会)を傍聴したことがあります。 チャイルドシートをなぜ義務化しないのかとの質問に対し、彼は、 「そんなのは本人の責任で決めるべきことだ。警察がそこまでいちいち介入するのは如何なものか」 みたいな答弁をしました。 私は、「おう、いいこと言うじゃんか」と傍聴してました。 もちろん、「じゃあ大人のシートベルトはどうなんだ」との疑問は残るし、警察のやることは放任しておける者だけが国家公安委員長なんてものになれるのではあろうけれども、「白川ってのは変わってるな」との印象を受けました。 じつは、彼は弁護士資格があり、驚いたことに1979年2月、新潟県の高田簡裁で、レーダー事件で無罪を勝ち取っているんですね。事情通によると、交通事件で有名な高山俊吉弁護士とも親しかったとか。
で、議員や地元有力者、警察関係者をつうじての、違反とくに点数のもみ消しは、たしかにイカンけれども、ほとんど常識、日常的に行われている不正(警察と政治との癒着の一部)のはず。 身内の犯罪は徹底的に隠したがるはずの警察が、たかが「匿名の電話」でなぜあれほど大きく動いたのか。
白川さんは当時、自自公連立に強く反対していました。 『自自公連立を批判する』というタイトルの本も出していました。 彼のHPのBBSでは、公明党、創価学会らしき投稿者からそうとう叩かれていました。もみ消し事件が報道されると同時にさっそく「ざまあみろ」みたいな書き込みが殺到しました。 当時、衆議院の選挙が迫っていました。 警察の不祥事・組織犯罪がガンガン報道されて「警察に外部監察を」との声が高まるのと反比例して、小渕内閣の支持率は低下していました。 ここで白川議員を、もみ消しで血祭りにあげれば、自自公連立を批判する議員たち(彼らも当然日常的にもみ消しをやってきているでしょう)の足を引っ張れると同時に、 「たとえ元国家公安委員長であっても不正は許さない。警察は自浄能力をバッチリ身につけた。外部監察は不要ざんす」
と世論にアピールできるわけです。
日常的に誰もが犯している交通違反を理由に、警察はオウム(=気に食わない者)を逮捕しました。多くの議員が日常的にやってきたもみ消しを理由に、白川議員は一石二鳥の血祭りにあげられたのではないか……。 そういう見方を私はしています。
元自民党だから反発しなきゃイカン、ということはないと思います。 「元」を言うなら、白川さんは元共産党員だったそうですし、私は元少林寺拳法だし、ってそりゃ関係ないか(笑)。 宮崎さんは、白川さんとは前々からのつきあいで、それなりの人物と見ているのでしょう。 盗聴法、個人情報反故法をつぶすに当たって白川さんと「組」んでも、べつにかまわんのじゃないでしょうか。 ツリーの冒頭の集会には、聖教新聞の記者も来て、同法反対の弁を述べてましたよ。 |
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