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違反名で悪質か軽微か決めないで 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月21日(木)15時05分51秒
盛り上がってますね。いま仕事が忙しくて、なかなか読みが追いつきません。 で、間違った前提をもとに話を進められては困るので、ちょっと。
― 以下私との議論とは全く関係のないことなので省略させていただきます。 ―
自分の正義を信じて疑わない者たち 投稿者:initial_P 投稿日: 9月21日(木)01時00分46秒
今井さんの一貫性のなさばかりを指摘していても虚しいので、 Let'sさんにお付き合いします。
私の警察官への聞き取り調査では危険性の低い軽微違反であろうが、 『違反は違反』で取締ることは現場の警察官の"判断"で行われているとのこと です。 駐車禁止区域でレッカー移動をするのも見逃すのも現場の警察官の"判断" でやっているというのが言い訳でした。 ※取材源:神奈川県警金沢警察署総務課サトウ氏 (係長または課長と推測したが、実名がサトウである確信は持てなかった)
Let'sさんが尋ねたのは現場の警察官ではないでしょうか?
"責任"を取りた くない現場の警察官は「自分らの"判断"ではない」というでしょう。
"判断"するということは、もしその行為が咎められる事があったなら "責任"を問われるということです。
現場の警察官の"判断"ではない、とした場合には上司以上の"判断"とい うことになってしまいます。責任をとりたくない上司はそれでは困るので、 もしLet'sさんが交通課長に同じ質問をしたら「現場の"判断"でやっている」 と言われることもあるはずです。
※警察官だけではなく日本のお役人はいかに自分が"責任"取らないか、 に対してあらん限りの創意工夫を凝らしています。
では理不尽な交通取締りが誰の"責任"で行われているかを、引き続き駐車 禁止区域でのレッカー移動のケースで考えてみましょう。
公安委員会が決めた交通規制に違反していれば取締られて当然であって、現 場の警察官の"判断"で実施したとしてもその"判断"に問われるような"責 任"はない。もちろん警察署の交通課長にも警察署長にも警察本部長にも取 るべき"責任"はない、文句があるなら("責任"の所在をもとめたいなら) 都道府県公安委員会が決めた交通規制に意義申立てをしろ! これが警察の本音であって実際そういう仕組みになっています。
では、駐車禁止区域であることの理不尽さを都道府県公安委員会に認めさせ ることができるか? ほぼ100%駐車禁止区域(含駐停車禁止区域)となっている都市部の道路では 不合理な規制であることを証明することは不可能です。 レッカー移動をするかしないかの"判断"を現場の警察官が行ったとしても、 『都道府県公安委員が決めた交通規制』という逃げ道を設けることで"責任" から逃れることを可能にしています。
速度規制についても同様で、科学的な根拠を持たない日本の速度規制の不合 理さを証明する材料を海外に求めたとしても、日本の警察とその他の行政機 関が、『違反は違反』よろしく『日本は日本』として提出した証拠を却下する ことは容易に想像できることです。
「事故削減の特効薬は交通取締りにある」と信じて疑わない警察官にそれが 逆効果であることを認めさせることは、今井さんに一貫性のなさを認めさせ ることよりも困難です。
タイトルに対して「それはオマエのほうだ」と批判しようとする方へ 単なる"掴み"であるタイトルだけを批判するのではなく、本文への批判を 中心にしてください。
都道府県公安委員会の正体 警察改革の特効薬 initial_PのHP
この間、今井氏の投稿はない
今井亮一さんへ 投稿者:Initial_P 投稿日: 9月20日(水)01時23分11秒
『オービスVの誤差』への反論 今井氏投稿日:
9月15日(金)18時24分
すると、「2万回に1回」はどうなるんだ? となるでしょ。 「THE "IMAI"
LIBRARY」にあるように、ここは矛盾するんです。 そんなことがあっていいのか! と思うでしょ。 ところが、そんなことがあり、日本の現実の裁判所は、そうした矛盾や不可 解をすべて見逃して くれるのです。だからオービスVは、現在も稼働できるのです。
これでは強引に矛先を変えていると指摘されても当然ではないでしょうか? 繰り返して私の今井さんのお仕事への批判を書きます。
マンガ(スピリッツの『交通被告人
前へ!!』)で主人公は 無実の罪で時速61km超過の違反を撮られた、とされています。 自動速度取締器が時速61km超過の誤測定をすることが頻繁(←→皆無)に あるのでしょうか?
もし今井さんが「ドライバーの警察への反感をアオっている」とする私の批 判に反論するなら、せめてHシステムの誤測定による大幅な速度超過により 検挙され無実の罪を着せられたドライバーの裁判例や相談事例を挙げるべき では?
『憲法第12条前段』への反論 今井氏投稿日:
9月16日(土)06時13分
今井さんの元投稿を別のブラウザで並べて読んでください。
大阪府警:交番で女子高生にわいせつ行為のイメージ
女子高生「家庭のことで相談が…」 警察官A「家庭内暴力だな。キミを保護する」 女子高生「イヤッ、そんな…ヤメテ」 警察官A「おまわりさんの責務はほらこの警察法第二条に、 個人の…身体の…保護って書いてあるでしょ。 女子高生「でも、そんなそんなことまで頼みません」 警察官A「でも、これも仕事だから」 女子高生「いやです!2のところに権利の濫用って書いてありますけど これって権利の濫用じゃないんですか?」 警察官A「そんなこと書いてあったっけ?」 女子高生「都合のいい部分だけじゃなくて 2のところをどう扱っているのかちゃんと説明してください!」 警察官A「だからさ。おまわりさんっていうのは、国民の身体の安全に関わる とっても重要な責務にあるわけだ。毎年約1万人が交通事故で死 んで、2千人近くが強姦されて、3万3千人が自殺する物騒な世 の中なんだよ。一体誰がお嬢ちゃんの安全を守るんだい?お父さ んかい?学校の先生かい?それとも近所のオジちゃんが助けてく れるのかい?もちろん中には問題意識をもった親切な人もいる。 でもね、ある学校の先生はこういっていた"自分がターゲットに されるのが怖くて、イジメを見て見ぬフリをするんだ"ってさ。 なるほどここで思い出されるのが警察法第2条前段だ。 警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、 鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締りその他公共の安全と 秩序維持に当たることをもってその責務とする お父さんや学校の先生や近所のオジちゃんに頼っていては安全は ない。 まずは警察が安全を守るためにナニをするかが大事なんだよ」 女子高生「そうじゃなくて、2の権利の濫用について説明してください…」
今井さんの『憲法第12条前段』での主張はこの警察官Aと同じ。 都合のいい部分だけを引用して、都合の悪い部分に触れようとしない。 反論するなら前段の正当性を持たせることに骨を折るより、後段を如何に扱 ってきたかを示すべきでは?
Initial_Pの発言記録 警察ご意見板発言記録 initial_PのHP
憲法第12条前段 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月16日(土)06時13分26秒
日本国憲法第12条前段。これを私がどういうふうに引用しているのか、最新刊『交通違反・裁判まるわかり』(小学館文庫)から、当該引用のある項を転載しておきます。読みやすいよう、適宜1行アケを入れます。
/////////////////////// 転載 /////////////////////////
莫大な利権を背景に、現場の警察官にノルマが課される。ノルマ消化のために「違反は違反」という取り締まりが横行する。取り締まっても取り締まっても、違反も事故も減らず、戦後の交通事故死者は50万人を突破……。
一口に50万人というが、これはたいへんなことだ。幼い子どもを事故で亡くした(ある日突然殺された)人の話を聞いたことがあるが、私は涙があふれて止まらなかった。数字や報道からは想像もつかない悲しみがあるのだ。
事故の原因を運転者の不注意だけに求めるのは、適当ではないと思う。人間にミスはつきもの。ミスで人の命を奪うことは許されないけれど、本来は、ミスがあっても被害者の出ない交通環境でなければならない。
しかし、警察は事故防止のためとして、取り締まりに力を注いでいる。毎年13000万件、約2・4秒に1枚の違反キップを365日切り続けている。この取り締まりが、利権から離れ、「違反は違反だ」ではなく、「悪質、危険、迷惑性の高い違反に重点をおく」ようになったら、多くの悲しみがなくなるだろう。 いったいどうすればいいのか。
警察に考え直してもらう? それはムリだ。警察に自浄能力が皆無なことは、1999年8月に盗聴法が国会で可決されてから急に続々と露見し始めた警察犯罪、不祥事、ウソの数々を見れば明らかだ。警察の管理者として「公安委員会」があるが、あとで述べるとおり、公安委員会に管理能力などない。というか、管理能力のない者を管理者だとして置き、「私どもはちゃんと管理されております」というのが警察のやり方なのである。
では、国会議員に頼む? 公職選挙法をきっちり守っている議員はほとんどいないという。選挙違反を取り締まるのは警察。議会で警察をやり込めれば、選挙のとき警察に仕返しされるのではないか……。また、国会議員をよく取材する、あるジャーナリストは言う。 「議員(とくに与党議員)の秘書の大きな仕事は、違反のモミ消しです。早い段階だと何万円、事件の書類があちこちまわったあとだと何万円、という相場があるんだとも聞きました。もちろん、議員のランクも関係するんでしょうけど。そのカネの趣旨ですか? そりゃあ政治献金ですよ(笑)」 違反のモミ消しにより警察と汚い共犯関係にある議員が、警察利権に手をつけることになる法改正を、できるはずがない。
マスコミはどうか。マスコミは、読者、視聴者がよろこぶ事件報道を、警察からの情報にたよっている。警察のご機嫌をそこねては、他社に抜かれてしまう。
もちろん、なかには問題意識を持った議員や、記者、ディレクターもいる。 けれど、以前、レーダー測定機の信頼性について国会で取り上げることはできないかと議員に話したとき、議員はこう言っていた。 「無罪になった事件は私も知っている。レーダーには問題があると思う。でもね、国会議員は国民の代議員、代弁者なんです。多くの国民から『レーダーはおかしいぞ』という声があれば、世論を受けて国会で取り上げられますが……」 あるテレビ局のディレクターはこう言っていた。 「交通取り締まりのことは、本当はやりたいんですよ。視聴率も取れそうですからね。しかし、警察のことについては、何も問題になっていないのに、わざわざこっちで掘り起こすことはできない。社会で大きな問題になっているとなれば、その風を受けてやれるんですけどね」
なるほど。ここで思い出されるのが日本国憲法第12条の前段だ。 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」 誰かに頼っていては、自由も権利もない。まずは国民自身、運転者自身がナニをするかが大事、なのである。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
オービスVの誤差:補足 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月15日(金)18時37分52秒
あ、さっきの記事のうち、「5%マイナスし」というのは、誤解を招きますね。ごめんなさい。
誤差の範囲は、プラスに2.5%、マイナスに2.5%と限られるから、表示する測定値を、実際 の測定値よりマイナス側に2.5%ずらす。 そうすると、仮に2.5%のマイナス誤差があったときは、そこからさらに2.5%マイナスされ て表示されるわけだから、表示されるマイナス誤差の最大は5%(加えて、マイナス1km/h)に なる、ということです。 このマイナス1km/hというのは、端数を切り捨てるため、0.9999999(桁数は失念) km/hを切り捨てることもあり、最大マイナス1km/h、ということです。
つまり、オービスVが表示する測定値は、実際の速度と同じか、最大5%+1km/h減じられた 数値である、実際より高く表示されることは絶対にない(とメーカー社員は自社製品について証言 している)ということです。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
オービスVの誤差 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月15日(金)18時24分17秒
ES250さん。 オービスVは、スピリッツ連載の『交通被告人
前へ!!』に出てくる自速機「エービスW」とな ぜか(笑)けっこう似てまして、オービスVのことをあんまり言うと、マンガでこれから出てくる エピソードをネタばらししてしまうことにもなるのです。
とはいえ、だからといって事実を隠すわけにはいきません。お答えします。
2万回に1回は、メーカー社員自身が言っている、統計学的なプラス誤差の発生頻度です。 http://www.geocities.co.jp/MotorCity/1103/ihan9908.html 実際の誤差については、同じメーカー社員が、以下のように言ってます。 (「THE
"IMAI"
LIBRARY」から改行を変えて一部転載)
証言の要旨 【誤差はある。車両の上下動、横ずれにより若干の誤差が出る。 誤差の範囲はプラスマイナス2.5%の範囲におさまる。これを超える誤差はほぼ出ない。 そこでその誤差を踏まえ、5%マイナスし、 さらに1km/hマイナスした速度を測定値として表示している。 だから、プラスにはならない。プラスに測定される可能性はゼロです。ありません。 端数は切り捨てて表示される。 】 http://www.geocities.co.jp/MotorCity/1103/library02.html
すると、「2万回に1回」はどうなるんだ? となるでしょ。 「THE
"IMAI"
LIBRARY」にあるように、ここは矛盾するんです。 そんなことがあっていいのか! と思うでしょ。 ところが、そんなことがあり、日本の現実の裁判所は、そうした矛盾や不可解をすべて見逃して くれるのです。だからオービスVは、現在も稼働できるのです。 この暗黒裁判ぶりと、そこに真っ向から闘いを挑む学生くん、を描いているのが『交通被告人
前へ!!』なのです。警察官はけっこう格好良かったりするんですよ。ああっ、またバラしてしまっ た……。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
「すれ違い」 投稿者:今井亮一 投稿日:
9月15日(金)17時48分03秒
平野さん、なるほど。Initial_P(野村一也)さんは根拠を示したつもり、それはうなづけます。 「すれ違い」、それもよくうなづけますね。
いちおう「2万回に1回」のことを言っておきますと、それは「プラス誤差」の出現頻度なわけ です。 「俺は無実の速度違反で捕まった」となるためには、誤差の度合いが、本人が気がつく程度に大 きく、かつ、測定値がセット速度(超過速度がこれ以上なら撮影するという速度)を超えていなけ ればなりません。 それに、メーカー証人いわく、誤差を修正する機能もあるそうで(しかし客観的な裏付けは何ら なし)、その機能が働かなかったケース、であることも必要になってきます。もちろん、フィルム 切れでない必要もあります。
そうすると、「俺は無実の速度違反で捕まった」となるのは、10万回に1回、100万回に1 回、1000万回に1回なのかもしれません。 しかし、です。たとえば首都高の97年8月のパンフレットを見ると、「1日の通行台数は約1 16万台」となっています。1年間では約4億2340万台。 「1日の通行台数」がどういう計算によるのか知りませんが、首都高には何機ものオービスVが 設置されており、1台のクルマが1回の通行で数カ所のオービスVの前を通過することもあるわけ ですから、上記4億何千万という数字はもっと大きく考えなければならないかもしれません。 首都高だけでも、です。
このように、通行台数のこと(Initial_Pさんが引用した私の記事にもそのことはしっかり書い ています)を考えれば、「(現在では)皆無に等しい」とは到底言えないわけです。
しかも、「現在では(皆無に等しい)」と言える要素について、Initial_Pさんは何ら述べてい ません。 たしかに、スピリッツ連載の『交通被告人
前へ!!』に「5年以上も前のケースを持ち出した」 とはInitial_Pさんは言ってます。 なぜ「5年」が出てくるのか不明ですが、Initial_Pさんが引用した私の記事の1行目にある、 1992年の大阪高裁での無罪事件のことでしょうか。 これは、オービスV事件における唯一の無罪です。被告人(『交通被告人
前へ!!』のとは似て も似つかない職業運転手)が、たまたまタコグラフの走行記録のおかげで無罪になったものです。 この1件のみを、オービスVが誤測定を犯す理由にしているなら、それは「現在では皆無に等し い事例を持ち出し」たことにもなりますが、私が理由としているのは、それのみではありません。 Initial_Pさんもそこは当然おわかりなのでしょう、「5年以上も前」うんぬんは、「"せめて Hシステム"とした理由はそこにあ」るとしているにすぎません。 Hシステム(高抑)うんぬんが「現在では皆無に等しい」に関係ないことは、すでに述べたとお りです。
そうしてみると結局、私(および『交通被告人
前へ!!』)に対する、「警察の悪い面だけを露 骨に強調」というショッキングな評価、その評価の論拠となっている、自速機の誤測定は「現在で は皆無に等しい」ということの理由、根拠を、Initial_Pさんはまったく述べていないことになり ます。 したがって、理由も根拠もなしに、ただの思い込み(今井を否定せんがための思い込み)で Initial_Pさんはものを言っている、との結論にならざるを得ないでしょう。
しかし、です。 平野さんが言うように、Initial_Pさんは根拠を示したつもり、なのでしょう。私もそう思いま す。 そして、Initial_Pさんにとっては、ちゃんと回答したのに今井は「関係ない」を連発して斬り 捨てた、ということになるのでしょう。 これがまさに「すれ違い」なのだと思います。
なお、Initial_Pさんはその回答の最後のほうに、憲法第12条に関連して私に質問しています ね。 Initial_Pさん自身「これまでのゴチャゴチャとは一線を画している」と言っているとおり、な るほど、たしかにそこには、「現在では皆無に等しい」に見られるような、事実に反する(=強い 思い込みだけに基づく)決めつけといったものが含まれていません。 ただ単に、私の著作を読んだことがない人が、たまたま憲法12条の記述だけ目にして疑問を持った、というふうなことにすぎません。うなづける疑問ともいえます。なんだかホッとしたものを 感じます。 答えは簡単です。あとで書いておきましょう。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
皆無に等しいとは? 投稿者:平野 泰巳 投稿日:
9月15日(金)14時17分45秒
今井さん。
Initial_Pさんは、こんな風に考えて、自速機の誤測定が「皆無に等しい」と結論 付けたのではないでしょうか?
自速機の誤測定が2万回に1回だとのメーカーの発言を元にすると、自速機のフラッシュ が2万回光った場合、そのうち1回は誤測定があるということなのだろう。
これは「通行台数2万台」ではなく、「自速機が写真撮影すべきスピード違反と判断した 2万台」に1台は誤測定だったということ。つまり「自速機によって」取り締まられたス ピード違反者の内、2万人に1人は冤罪だということです。
自速機によって取り締まられたスピード違反者の数を私(平野)は知りませんが、その 2万分の1は「皆無に等しい」とInitial_Pさんは考えたのではないでしょうか。
Initial_Pさんは根拠を全く述べていないのではなく、Initial_Pさんなりに、根拠を示した つもりだったのだと思います。こういうすれ違いが、事態を混迷させる原因の一つになって いますね。塵も積もれば山となります。
で、以下は「2万回に1回」についての私の個人的な考え。「2万回に1回」が事実としても、 そこから導き出される結論は人それぞれ。一つとは限らないっちゅうことで、今井さんと Initial_Pさんの話し合いに茶々を入れるつもりは毛頭ありません。
1.2万回というのはフラッシュが光った回数ではなく、純粋に「測定した」回数ではないか。
なぜなら、自速機がフラッシュを光らせて写真撮影すべきか否かを判断するためには、 その前に必ずスピードを「測定」しなくちゃいけません。測定結果が警察の設定した ボーダーラインの速度を超えていた場合に限り、フラッシュを光らせて写真を撮る訳 です。
つまり自速機のプラス誤差が2万回に1回ということは、自速機が稼働中に「通過した 車両2万台の内1台」は、スピードを多めに測定されたということでしょう。
ただし、文面だけから言えるのはここまで。例えば時速30キロで走っていて、自速機 に40キロと誤測定されても、写真を撮るのは50キロ超と設定されていればフラッシュ は光らない訳です。また、通行する殆どの車両がスピード違反であるような状況では、 ほんの少しのプラス誤差がフラッシュを光らせるというケースも増えるでしょう。 測定対象にはバラつきと偏りが同時に混在するということです。
とは言え、この「2万回に1回」という数字は、「日本全国で1日に数件は冤罪事件が 発生している」と考えてもおかしくない数字ではないでしょうか? (この場合、違反か否かだけでなく、違反の「程度」も範疇に入れています。)
2.仮に「フラッシュが2万回光った内の1回は誤測定」だったとしても、無視していい 数値ではない。
この場合、冤罪事件はどのくらい発生するのでしょうか。たぶん毎日は発生しないで
しょうが、年に数件は発生しそうな気がします。この世から冤罪事件を根絶するのは
難しいですが、そのための努力は常に必要です。「ちょっとだけならいいじゃん」では
済まないし、統計的に冤罪がゼロでないことが解っているシステムを使い続けるという のは恐ろしいことです。
シンプルな3つの点:オービスの誤測定:その3【結論】 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月15日(金)04時12分23秒
【 結 論 】 Initial_Pさんは、関係ないことをあれこれ述べるばかりで、自速機の誤測定が「現在では皆無に等しい」ことの理由、根拠を、まったく述べていません。 なんらの理由も根拠もなしに「現在では皆無に等しい」と言い切り、それをもとに、今井は「警察の悪い面だけを露骨に強調」という評価を下した、そういうことだったと結論せざるを得ません。
なお、「悪質なドライバーが応用できる知識を与えようとしている事実」については、『交通被告人
前へ!!』のいったいどこをどう読めばそういう評価が出てくるのか、不可解というほかありません。 「今井はこーいう人間だから、あのマンガもそーいう内容なのだ」 という、頭のなかの強い思い込みをもとに、マンガを見ずに下した評価、なのかなという気がします。
まあ、人間、最後の最後には腹というか覚悟というか、また良心や矜持というか、そういうものが大事になるけれども、そこに至るまでは、客観的な事実の積み重ねでなければならないだろうと、そう思います。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
シンプルな3つの点:オービスの誤測定:その2 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月15日(金)03時59分45秒
そのマンガのイントロダクションとして"自動速度取締器の誤測定"という 現在では皆無に等しい事例を持ちだして、警察の悪い面だけを露骨に強調し、 悪質なドライバーが応用できる知識を与えようとしている事実は、
と、Initial_Pさんは黒木BBSで書きました。 今井は「警察の悪い面だけを露骨に強調している」……。ショッキングな評価です。 このショッキングな評価のもとは、メジャーなマンガ雑誌の連載に、自動速度取締機(自速機)の誤測定という「現在では皆無に等しい事例を持ち出して」いることなのだそうです。
【 自速機の誤測定は、現在では皆無に等しい、これは事実か 】
事実であれば、今井はひどいヤツだ、との評価を受けても仕方がないでしょう(メディアの方々は猛反論があるでしょうが、大ざっぱに言えば、ということです)。 一方、事実でなければ(少なくとも肯ける理由、根拠がなければ)、Initial_Pさんは虚偽をもとにただ今井を誹謗・中傷しただけ、ということになります。
では、Initial_Pさんの答えは、どうだったでしょう。 「現在では皆無に等しい」と言ったことの理由、根拠は、まったく述べられていません。
そして、なぜか、当HPにある私の記事、「衝撃証言!オービスのプラス誤差は『2万回に1回』」へと、話が移っていくのです。
このケースを持ち出して『衝撃証言!オービスのプラス誤差は「2万回に一 回」』と題することが、オービスVが毎日のように無実の速度違反者を捏造し ているかのような印象を読者に与える意図が今井さんにあると評価されても 仕方がないのではないでしょうか?
その記事で私は、オービスVのメーカー社員自身が法廷で、プラス誤差の発生頻度は統計学的には2万回に1回だと証言した事実、を紹介しています。 オービスVは全国にたくさん設置されています。その前を、毎日何千万台(億の単位?)の車両が通過します。 無実の違反で赤いフラッシュを浴びる人(※)は、おそらく毎日のように生まれているのだろう、ということになります。 ※ 多くの場合キップを切られることになりますから、「無実の速度違反者」=無実の違反でキップを切られた人、と言ってもいいでしょう ですから、読んだ方が、「オービスVが毎日のように無実の速度違反者を捏造しているかのような印象」を持つなら、それはおおむね正しく読んでくれたことになります。 付言すれば、別の私の記事「法廷証言から露呈したオービスVの矛盾と不可解」にも具体的に書いているように、オービスV(現在最もポピュラーな自速機のひとつ)の信頼性は矛盾と不可解に満ちています。
それから、赤キップか青キップかの「ボーダーライン」うんぬんについて。 これは、「控訴棄却」を求めるか「無罪」を求めるか、写真撮影&検挙することが適当かといった、いわば法律的な論点にすぎません。 オービスV(自速機)の誤測定が「現在では皆無に等しい」かどうかという事実とは関係がありません。
また、「Hシステム」(高速走行抑止システム。高抑)うんぬんについて。 高抑も自速機の一種ですが、専門の雑誌を見ると、オービスVより増加の度合いは若干高いようであるものの、数においてはまだまだオービスVより少ないようです。 仮に現在、高抑の設置数がオービスVを上回っているとしても、自速機の誤測定が「現在では皆無に等しい」かどうかには、関係がありません。 『交通被告人
前へ!!』に出てくる自速機がオービスVに似ているか、高抑に似ているかは、自速機の誤測定が「現在では皆無に等しい」かどうかには、関係がありません。
あと、「セルシオのドライバー」うんぬんについて。 このドライバーは「100キロかせいぜい110キロくらい」というふうに言っていますが、しかしそのことは、自速機の誤測定が「現在では皆無に等しい」かどうかには、関係がありません。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
シンプルな3つの点:オービスの誤測定:その1 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月15日(金)02時18分15秒
自動速度取締機(自速機)オービスの誤測定のことについて、Initial_Pさんがようやく答えてくれることになりました。 その冒頭は、こうなってます。
オービスの誤測定なんて最近は皆無なのに、そんなのをマンガ(スピリッツ の『交通被告人
前へ!!』)のネタにして、警察への反感をことさらにあおっ てる、ってことでしたっけ。 お答えします
私がずっと返答を求めていたInitial_Pさんの発言(が含まれているInitial_Pさんの書き込み)は、黒木BBSにおけるものでした(日付は8月9日となっています)。 しかし8月の終わりに、黒木BBSは休止され、当BBSへ移ってくることになりました。 黒木BBSのログを取ってない私は、Initial_Pさんの発言をそのまま引用できず、「……でしたっけ」という形にせざるを得ませんでした。 その「……でしたっけ」を、Initial_Pさんは引用し、「お答えします」としているわけです。
じつは9月6日、当BBSでInitial_Pさんは、黒木BBSでの書き込みは「事態を収拾するため」だったと述べ、それを示すものとして、いくつかのご自分の発言にリンクをつけました。 そのなかに、Initial_Pさんの発言の現物≠ェありました。 そこで私は、そうやって保存してあるなら、ご自分の発言を提示して、いったいどういうことなのか返答してくださいと言い続けてきたわけです。 Initial_Pさんの発言の現物≠ニは、これです。
そのマンガのイントロダクションとして"自動速度取締器の誤測定"という 現在では皆無に等しい事例を持ちだして、警察の悪い面だけを露骨に強調し、 悪質なドライバーが応用できる知識を与えようとしている事実は、
マンガとは『週刊ビッグコミック・スピリッツ』(小学館)にておかげさまで好評連載中の『交通被告人
前へ!!』(絵はウヒョ助さん、原作は私)のこと。 Initial_Pさんの発言は、非常にショッキングでした。事実および私の認識とあまりにも違うからです。 読む人にも、 「おいおい、マジかよ! あのマンガでやってるのは、現在では皆無に等しいケースなのかよ。今井はひどいヤツだなあ」 といった印象を与えるでしょう。現物≠ニ比べると、「……でしたっけ」はずいぶん弱いですね。
ところが、Initial_Pさんは、いままであれだけリンクをつけていたのに、発端となっているご自分の発言(じつにショッキングな内容)を掲示せず、わざわざ私の「……でしたっけ」を冒頭に持ってきたわけです。これはどういうことなのでしょう……。 ということで、本論へ。
みなさんへお願い 投稿者:今井亮一 投稿日: 9月14日(木)09時39分12秒
9月6日(水)の午前6時台にInitial_Pさんはこう書いてます。
なお今井さんが雑音を排除してくれる(こんなことは論外)なら私は全ての 質問に答える用意があります。
「雑音」とは何で「排除」とは何を意味するのか、なぜその条件が必要なのか、私にはわかりませんでした。 Initial_Pさんに2度にわたって問うたのですが、反応はありませんでした。 そして9月10日(日)の午後10時台、Initial_Pさんは書き込みました。
考えがあって、この掲示板への書き込みはしばらく(場合によっては永久に) 保留にするつもりです。 ただし、あって当然と私が期待するコメントがなかった場合は 保留にするのは止めて続きを書きます。
「あって当然と私が期待するコメント」??? これは、皆さんと同様、私も大いに首をひねってしまいました。 ああ、この人は、「自分の頭の中にある思い込みは他人も当然にわかっている」という人なのだなあ……。これはちょっと……。
と思っているうち、現在に至る、ということですね。
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さてさて、Initial_Pさんの発言の数々を見て、みなさんはどう感じてます? 「おいおい、よくよく聞けば、今井ってひどいヤツじゃないのか?」 と感じている方が、たくさんおいででしょう。 じつは私も、黒木BBSのころ、「なんとまあ、思う存分メチャメチャを言う人か」と呆れつつ、しかしそのうち、 「あれ? 私のほうがメチャメチャなのか? 酒と疲れのせいで、私の頭は壊れちゃったのか? あれ? 私って誰?」 と、くらくくらするというのか、魔宮に落ち込みそうな感じになったことがあります。
数日前にはっきり気がついたのですが、Initial_Pさんの発言(私を貶める発言)というのは事実無根ではないのですね。 事実を拾って、そこに、事実に反することや妄想らしきこと、巧みな修辞などを加えるわけです。 で、出来上がったものは事実に反するわけですが、読む者(真実をよく知らない者)の印象を悪いほうへリードしていく、その術に、Initial_Pさんは非常に長けているようです。じつに見事な技だと思います。もしかしたら彼のホームページもその技によるのでしょうか。
しかし、出来上がったものは事実に反しますので、たちまち暴くことができます。いや、これは、まだまだ私がInitial_Pさんをナメているということかもしれませんが。 ともあれ、私は、Initial_Pさんのメチャメチャぶりを、いくつか指摘し暴いてきたつもりです。 けれど、どうもInitial_Pさんは、ご自分の頭の中の強烈な思い込み以外に何も見えないのか、まるで痛痒を感じないようです。 暴かれた点、突かれた点には頓着せず、新たなムチャクチャを執拗に重ねてくるのです。 それで私は「熱く」なってしまい、平野さんから忠告を受けたり、ある専門分野に詳しい方からアドバイスをいただくことになったりしたわけです(ありがとうございました)。
で、考えました。 これではキリがありません。 そこで、Initial_Pさんの本質を見分けるポイントと思って、黒木BBSのころから私が再三問い続けてきた、3つのシンプルな点、そのうちのひとつ、オービスの誤測定のことについて、とりあえずまずメチャメチャを暴きます。 そのほかに、私のほうから暴く点もあるでしょう。ただ、これだけメチャメチャが多いと、どれから手をつけていいやら、くらくらしてしまうのです。
それで、ですね、申し訳ありませんが、みなさんにお願いがあるのです。 「ここはどうなってんだ? Initial_Pさんが言ってることは当たってるんじゃないの?」 と感じるところがありましたら(いくつもあるでしょう)、ひとつずつご指摘いただけませんか。ご遠慮は不要です。 そしたら、私のほうから、わかりやすく説明します(メチャメチャを暴きます)。 いくつか暴いているうちに、本質が見えてくるのではないかと思います。
とにかく、私、こういう事態は初めてでして、考えた末、とりあえずそれでやっていこうかなと思う次第です。 どうかよろしくお願いします。
http://spi.shogakukan.co.jp/spi/next/16.htm
REシンプルな3つの点、どうします? 投稿者:Initial_P 投稿日: 9月12日(火)17時42分11秒
お約束通りひとつづつ答えていきます。 オービスの誤測定なんて最近は皆無なのに、そんなのをマンガ(スピリッツ の『交通被告人
前へ!!』)のネタにして、警察への反感をことさらにあおっ てる、ってことでしたっけ。
お答えします
衝撃証言!オービスのプラス誤差は「2万回に一回」をご確認ください。
この中で今井さんは、統計の理論では2万回に1回くらいプラス誤差が出る、 ことを問題とされているようですね。
1日に2万数千台とおる道路で測定されるクルマの「2万台に一台」が誤測 定される、ということはそのオービスで検挙される速度違反者「2万台に一 台」に語測定があるということになります。 通過する2万台に一台が誤測定で検挙されるということではありません。 ※プラス5km/hの誤測定も誤測定です。
97年11月23日午後2時頃、山口県内の中国自動車道(制限80キロ) 上り490.8キロポスト付近のオービスVが、福岡県在住の男性のクルマ (セルシオ)を134キロと測定&撮影したというもの。
このケースを持ち出して『衝撃証言!オービスのプラス誤差は「2万回に一 回」』と題することが、オービスVが毎日のように無実の速度違反者を捏造し ているかのような印象を読者に与える意図が今井さんにあると評価されても 仕方がないのではないでしょうか?
一般的にオービスが時速25〜30km/h程度までの速度超過は測定しない、 といわれていることを念頭におけば、 「時速20km/h位の超過はしたかもしれないが、時速30km/hもの超過はして いない」 (事実はともかく)こんな主張をするドライバーはたくさんいるのでしょう。
いずれにしろ福岡県在住の男性のクルマ(セルシオ)のドライバーが何キロ オーバーで走行したと主張しているのかを言及しなければ、記事としての客 観性を欠いているといわざるを得ません。
つまりオービスVが無実の罪を作っているのか、それとも時速30km/hの赤キ ップになるか青キップで済むかのボーダーラインで争っているのかをハッキ リさせなければ、元々不信感の根強い交通取締りに対するドライバーの反感 をアオっているだけだと私に評価されても仕方がないのでは?
おそらく、今井さんが単行本を読んだ人々よりはるかに多くの読者の目に触 れるはずの『交通被告人
前へ!!』では、全くの無実の若者が自動速度取締器
(えーびす)に大幅な誤測定をされたというストーリーになっていますが、 もし今井さんが「ドライバーの警察への反感をアオっている」とする私の批 判に反論するなら、せめてHシステムの誤測定による大幅な速度超過により 検挙され無実の罪を着せられたドライバーの裁判例や相談事例を挙げるべき なのではないかと思います。
警察が予算消化のために次々と新しい自動速度取締器を開発し設置している 現実のなかで、旧型無人カメラでの5年以上も前のケースを持ち出したとし ても説得力はありません。"せめてHシステム"とした理由はそこにあります。
今井さんが答えなかった私の質問
私の今井さんに対する疑問はこの質問に凝縮されると言っても過言ではありません。 『体重を乗せて右ストレート』より抜き出し加筆
憲法が国民に保障する自由および権利は、国民の不断の努力によって、 これを保持しなければならない。【日本国憲法第12条より】
今井氏はこの部分を好んで引用していますが、憲法第12条は次のように続 いています。
又、国民はこれを濫用してはならないのであって、 常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
片方だけを引用することが、拮抗する前段と後段の文言でバランスを保つこ とを意図した"第12条の精神"を無視して、今井さんにとって都合の良い片 方だけを大義名分としたことは大きな問題なのでは?
それとも今井さんの掲げた文言は前段だったとしても、"第12条の精神"を 受けた"濫用を防ぐための配慮"をしてきたのでしょうか?
この質問は、これまでのゴチャゴチャとは一線を画していることをご認識の 上でお答え願います。
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