[3194] Re: ネオシティ固有の削除権2
投稿者名: 山崎よしへら (ホームページ)
投稿日時: 2001年8月8日 13時17分
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ここで、事業者が包括管理の為の削除件を行使するにあたって、該当記事の >存在するBBSの記事の流れを理解する必要があるのかな?と疑問に思っています。 >
該当BBSの管理人にその権利と義務が生じることに関しては議論の余地も >ないと思いますが、事業者は該当BBSがBBS管理者によって円滑に管理さ >れているかどうかのみを確認して、該当BBSから事業者や他の掲示板、その >外部、に悪影響が出ていれば管理義務不履行を原因に該当BBSに対して削除 >権や閉鎖権を行使するのは、掲示板群を管理するものとしても当然の権利と義 >務ではないかと思います。
上の長い引用で書きましたとおり、削除する際には当事者への通知、確認と当該BBS管理人への削除依頼ならびに通知が必要であると思います。 この手続きを経ることで、概略流れは理解できると思うのですがどうでせうか。 また、それ以前に、ここは立場の違いから結論が違ってくると思いますが、私は基本的には削除行為はするべきではないと思っています。明かな個人情報の公開や連続投稿などをのぞいて。従って、ざっと以上の手続きを踏んだ上で、「これは削除するべきかなぁ」と思うような当落線(?)上の記事に関しては、放っておけばよいと思うのです。 さらに具体的に考察した場合に、以上のような手続きを踏んだ上で、例えば絶対に削除するべき「個人情報の公開」や、無意味な連続投稿などは事業者に「流れの精密な理解」という苦労をかけさせずとも発見することが可能だと思います。 そんなに重すぎる義務だとは思わないのです。 これは事業者が負うべき義務です。 それから、事業者は「該当BBSがBBS管理者によって円滑に管理されているかどうかのみを確認して、該当BBSから事業者や他の掲示板、その外部、に悪影響が出ていれば管理義務不履行を原因に該当BBSに対して削除権や閉鎖権を行使するのは、掲示板群を管理するものとしても当然の権利と義務ではないかと思います」という部分。 他のArikaさんの書かれた部分もそうですが、極めて正当なお考え方だと思います。 事業者は、基本的には自分ですべてやらずとも個別の管理者にそれを委任し、きちんとBBSが運営されているかを見ていればいいのです。全部自分で見ていたら、それこそ過労で死んでしまいます。 ゆえに私は事業者と個別管理者にそれぞれ認められる固有の削除権も、第一次的には個別管理者に認められるべきだと思いますし、それは裏からいえば、正当に削除権を行使せよ、ということでもあるのでしょう。 しかし今回のケースに即して言えば、全く管理義務が履行されていなかったとは思いませんし、他でも書きましたが、極めてBBSは「平和」な状態だったと思います。 誰でも好きなときに書き込める状態が整っている。 それ以外にBBSの「平和」というものがあるのでしょうか。 決して当BBSは、無意味な連続投稿で埋まり、新規書き込みもできない状態においこまれていたのではありません。 そのような状態に追い込まれたBBSがあって初めて、Arikaさんの仰るような「管理義務違反」の、いいかえれば利用規約違反のBBSとして撤去なりの対象となると考えます。
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ここが論点のずれで、今井さんは誤行使を行ったたとして仮処分を申請し、ネ >オシティもその点を認めたという説明がされていると思いますが、前後の流れに >関わらず該当個所に問題発言(単純に単語として問題なだけでも)があり、なお >かつBBS管理者がその削除義務を怠っている/削除しないことを選択している >場合に、事業者は発言放置を公序良俗に反するものとして削除することは十分妥 >当なことではないかと思います。つまり、BBS管理者を追認することによって >事業者自らを含む他への悪影響が懸念される場合事業者としての権利行使は、該 >当掲示板の流れに対して無関係に作用しうると思うのですがいかがでしょう? >
(ここで誤解のないように、私はI氏をなんら応援する立場にありません。十 >分ではないと思いますが、山崎さんの対面記?を読んで辟易しつつも笑ってしまっ >たクチです)
まず事実関係の訂正を。 記事の無断削除にかんしては、寺澤氏などが不当だから記事の復活を求めて提訴するつもりです、と書きましたが、最終的には後藤さんと今井さんとのやりとりで後藤さんが非を認められ、円満に決着しています。 仮処分については、BBS自体の撤去を通告されたために、それはちょっと待ってよ、と仮処分を申請します、と後藤さんにお伝えした次第です。結局、BBSは撤去されなかったので、申請はされていません。 で、削除権にかんする部分ですが、極めて仰るとおりだと思います。 ただ、「BBS管理者がその削除義務を怠っている/削除しないことを選択している場合に、事業者は発言放置を公序良俗に反するものとして削除することは十分妥当」という部分は、細かいことですが私は同意できません。 BBS管理者が、自らの判断に基づいて発言を削除しないのは当人の自由です。 それに対して、事業者が「これは削除すべき」と思ったのならば、正当な手続きを踏んで、「固有の削除権」にもとづき削除すればいいのです。 決して、個別管理者の怠慢の代わりとしてやるのではありません。 結果、もし名誉毀損された、という人が個別管理者を訴えて、その正当性が認められれば、個別管理者は自らの判断にもとづいた「削除しない」という行為について責任を負わされるでしょう。 結論としては、事業者が正当な手続きを踏んで削除することに何ら異論はありません。 それから、他への悪影響があるのならばBBSの撤去なり発言の削除なりを事業者はできるという部分。 これも正当だと思います。 ただ、その場合、当然ながら「撤去」された方は文句を言う権利があるということです。「利用規約を守っているのになぜだ!」と。 個別の問題に触れれば、当BBSにおいて、イニP氏がいたことが「他への悪影響」「ネオシティへの悪影響」という考え方は是認できませんです。
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あと、その一で私の述べた(ネオシティのレンタルを受けた)BBSは、純 >粋に「言論の場」ではなくネオシティの許す範囲内でのBBS用途の一形態に >過ぎず、当然にネオシティの判断下に介入を受けうるという点に着いてはどの >ようにお考えでしょうか?
これは私にはまったく賛成できません。 「BBS」である、という一点を以て、それは「言論の場」であり、発言の自由については保障されるべき場だと思います。 介入を受けうるという点については、その通りでしょう。 元記事でも書きましたが、私、それから今井氏などの主張は一貫して、「利用規約違反もしてないのになぜ撤去されるのだ」ということです。 正当な手続きにより”介入”が行われるのであればそれは是認すべきでしょうが、今回はその根拠をどこにも見出すことができないのです。 蛇足ですが、事業者側の”介入”には、「表現の自由」が侵されやすい精神的自由権であることを以て、極めて謙抑的な態度で行われることが当然だとは思います。
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思想の自由は、個人の頭脳の中というテリトリーを離れるに従って、その自由 >は他者の自由の妨げになりうると言う点で様々な制限を受けていくもので、今井 >さんの頭を離れた思想の自由は言論の自由に形を変えて、かつインターネットの >中におさまり、さらにはネオシティのレンタル掲示板という枠にはまることを自 >ら選択している。この時点である程度の自縛を認識して、その脱却を図るならば >少しでも自前のテリトリーを広げる努力をすべきだった(ネオシティと争えとい >うのではなくて^^;自分のサーバーとBBSを用意すべきだと言う意味です) >
そこまでして初めて彼は自分のいう言論の自由と削除に対する方針が如何にア >マちゃんで、第三者(ここではネオシティ)に依存した考えだったかを痛感する >ことでしょう。これは単純に予想ではなくて、ネット世界において敵を作ってし >まった彼の立場を見て自信を持って言える未来図ですが・・私はその場合、決し >て彼に痛感させる立場を取る人にもなりませんし、応援ももちろんしませんが、 >自己のマナーに依って無視することになると思います。
仰るとおり、思想の自由は絶対的に侵すことのできない精神的自由権ですが、言論の自由はそれが制限される場合があることは当然です。 Arikaさんは、今井氏はレンタルBBSという場に収まることを自ら選んでのだから、と仰いますが、レンタルBBSでも最低限守られなければいけない、与えられなければいけないものがあることは如上のとおりです。 他の方の意見でも、自前のサーバーを用意しろ論はみかけますが、これは私は寺澤氏と同じ立場を採ります。 「では出版社に原稿を持ち込んで出版を断られた人間は自力で出版社をつくらなければいけないでしょうか」と。 私は今井氏の削除方針は極めて妥当だと思っています。 Arikaさんとお話ししてみても、その考えはやはり変わりません。
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なんか最後のほうは意味不明になってしまいましたね。 >
昔はこんな発言をすると電話代返せとかってよく怒られたモンですw時代はやはり流れていますね
私は初めてマイコンを持ったのは、小学5年生の時でした。 ポプコムとかベーマガとか買ってましてね。 ただ、そのご生家の没落と貧窮によりまして(笑)、コンピュータから離れてしまい、ネットの住人となったのは、95年になってからです。 時代は変わったとはよく聞きますが…。 |
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