交通安全が声高に叫ばれるニッポンなのに、常に導入が見送られるもうひとつの安全対策がラウンド・アバウトだ。
※駅前のロータリーとは目的がちがう。
この極めて合理的な安全対策がニッポンの公道に取り入れられる気配がないのは、警察が信号機との競合を恐れているからなのだろう。
道路の一部として機能するラウンド・アバウトは、どうみても国土交通省の所管となり、もしこれが全面的に採用されると、警察の金脈である信号利権が損なわれるのである。
ちなみに筆者の知る限り、日本の公道に存在するラウンド・アバウトは、釧路の幣舞橋だけだ。