ここ20年ほどのあいだに日本の交通規制はどんどん厳しくなっていった。その一方、ドライバーの順法意識は、低下の一途をたどっているのではないだろうか。
また、ドライバーvs歩行者、2輪車vs4輪車、あるいは自転車vs歩行者。このような異なる交通手段を用いるものの間に、敵対心のようなものが生じ、それが年々色濃くなっているように感じられてならない。
このセクションでは、特に駐車場の供給/規制についての海外事情をみることで、規制強化ばかりの日本の現状を考えてみたい。
なお写真はすべてカナダの写真であるが、欧米の都市の駐車事情にさほど大きな違いはない。(→ロンドン編)このことはテレビや映画に映し出される街を注意深く見ていればわかるはずだ。