警察庁からの天下り 天下りは何をもたらすのか?

努力して手に入れた地位は誰もが手放したくないものである。
しかし、自分のポストへの執着はよく後進の道を絶ってしまうものだ。
また変革の時代においては、それが変革の妨げになることも少なくない。

時代の変化に逆らうことが許されたのは、伝統工芸くらいだろう。

一方、相変わらず天下りの伝統は脈々と生き続けているようだ。
はたして、この伝統は、後世に残すべきシステムなのだろうか?

警察庁キャリアの再就職先 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

2005/8/16から2006/8/15までに当庁課長・企画官相当職以上で退職した職員のうち、2006年12月1日までの再就職状況
整理番号 氏名 退職時年齢 退職時官職 退職日 再就職先の名称及び業務内容 分類 再就職先での役職 再就職日 再就職承認関係
1 瀬川 勝久 56 警察庁警備局長 H17.08.22 東日本電信電話梶@(通信業 特別参与 H17.10.01 不要
2 関   一 56 中部管区警察局長 H17.08.22 (財)全日本交通安全協会 常務理事 H17.10.01 不要
3 中西  馨 57 東京都警察情報通信部長 H17.08.22 鰍bRCシステムズ(情報サービス業) 技術顧問 H17.08.23 不要
4 下平 冨士雄 59 九州管区警察局広域調整部長 H17.08.22 前田建設工業葛繽B支店(総合工事業) 顧問 H17.10.01 不要
5 福田  博 55 中国管区警察局長 H17.09.02 阪神高速道路梶i運輸に附帯するサービス業) 監査役 H17.10.01 不要
6 奥村 萬壽雄 58 警視総監 H18.01.19 (財)全日本交通安全協会 理事長 H18.03.23 不要
7 小田村 初男 56 皇宮警察本部長 H18.01.23 警察職員生活協同組合(その他非営利法人) 参与 H18.02.01 不要
8 外岩戸 敏法 59 東北管区警察局総務監察部長 H18.03.13 (財)日本道路交通情報センター 業務部長 H18.04.01 不要
9 大友 孝平 58 警察庁長官官房付(東北管区警察局広域調整部長) H18.03.13 (財)警察大学校学友会 常務理事 H18.04.01 不要
10 野上 久国 56 警察庁長官官房技術審議官 H18.03.17 (財)保安電子通信技術協会 技術第一部長兼試験第二部長 H18.04.01 不要
11 川野 茂昭 60 関東管区警察局静岡県情報通信部長 H18.03.17 (財)日本道路交通情報センター 大分センター 主管 H18.04.01 不要
12 今出 禧夫 60 四国管区警察局高知県情報通信部長(近畿管区警察局滋賀県情報通信部長) H18.03.17 (財)日本道路交通情報センター 徳島センター 主管 H18.04.01 不要
13 谷口 清作 54 九州管区警察局長 H18.03.31 (社)全日本トラック協会 常務理事 H18.05.01 不要
14 菊谷 岩夫 59 警察庁刑事局捜査第一課長 H18.04.05 (財)日本防災通信協会 常務理事 H18.04.07 不要
15 清水  勇 59 宮崎県警察本部長 H18.04.14 アメリカンファミリー生命保険会社(保険業) 顧問 H18.05.01 不要
16 知念 良博 55 東北管区警察局長 H18.07.03 西日本旅客鉄道梶i鉄道業) 顧問 H18.08.01 不要
17 田中 正弘 58 警察庁刑事局指紋鑑識官 H18.07.03 (独)日本万国博覧会記念機構 監事 H18.07.18 不要
18 上原 美都男 57 警察庁長官官房付(内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター次長) H18.07.19 横浜市 危機管理監 H18.08.21 不要
19 小林 武仁 57 警察庁警備局長 18.07.28 自動車安全運転センター 理事長 H18.09.01 不要
20 平野 薫美 58 九州管区警察学校長 H18.08.08 (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 顧問 H18.09.01 不要
pbi-交通行政監察官室
注2)「再就職承認」とは、国家公務員法第103条第3項等により、在職中一定の関係にあった営利企業に就職しようとする場合に求められている手続きです。
注1)「退職時官職」欄のカッコ書き官職については、過去5年間に就いていた公表対象官職のうちの最高位の官職です。