ビバリーヒルズコップシリーズ以来のエディ・マーフィの刑事アクション映画を見つけ、それを借りてみた。タイトルは「ShowTime(ショウ・タイム)」。
ストーリーは、 警察ドキュメントで視聴率アップを目論む女性プロデューサーが、地域課の警官エディ・マーフィとベテラン刑事デ・ニーロに密着報道する、といった感じだ。
さて、現実のニッポン。自殺者が3万人、「200人以上をレイプした」と豪語する組織的わいせつ犯罪グループのボス。それから、ネットに広がる悪徳商法や詐欺、そして相変わらず「みんなやってるのに何でオレだけ…」といった感じの小さな汚職に、東京地検特捜部がその気になったときだけ事件になる大規模汚職。
気になるのは、消費者金融や独立ビジネスの被害者が、報復のために起こしたように見える事件だ。事件を起こす前、警察に相談にいった彼らが、「契約したのはアンタでしょ?」とあしらわれる様子が目に浮かぶようだ。
一方、警察は相変わらず「交通安全事業」に最大のマンパワーと予算を投じている。テレビや新聞では、毎日のように“悲惨な死亡事故”がクローズアップされているから、警察にとっては当然なのだろう。