容赦なき軽微違反への法執行 |
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4月6日(土)~15日(月)の期間、毎年春と秋の2回が恒例の「全国交通安全運動」が行われた。 左の写真は、神奈川県警川崎警察署管内の市道におけるシートベルト着用義務違反の取締りの様子だ。 川崎警察署地域課では「県警本部からの通達に基づいて、シートベルトの取締りを行っている」とのことなので、県警本部の交通総務課に聞いてみた(2002.4.11)。 ──誰の判断でシートベルトの取締りが行われているのか? 神奈川県警察本部長の判断である。 ──交通安全運動は交通取締り運動なのか? 警察の仕事は取締りなので、警察の行う「交通安全運動」は取締りに直結する。 ──なぜシートベルト違反の取締りを行うのか? 全国交通安全運動の推進項目に「シートベルト着用徹底」があるので、シートベルトの取締りを警察が行うのは当然だ。
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原付バイクはカモなのか? |
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この写真は、藤沢駅前の国道で白バイに捕まった原付の少年。 首都圏では、こうした光景はとても頻繁に見ることができる。白バイにとって原付バイクはカモなのだろうか? ところで、原付の法定速度になっている時速30キロは、ママチャリでも出てしまう速度だ。もちろんエンジンのない自転車はライダーの体力に大きく左右される。しかし、ゆるやかな下り坂でもあれば、誰だって時速30キロくらいの速度に達する。 原付の法定速度が極端に低いことは、誰の目にも明らかだ。 |
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次は横浜市内の国道(通称:新横浜通り)で、原付の外国人青年に詰め寄る二人の白バイ警官。 近くで見ていると、この外国人青年が警官に差し出した運転免許は、ニッポンの免許(都道府県公安委員会の免許)ではなさそうだ。 警察官はキップを切ることなく外国人青年の免許を返した。そして青年がエンジンをかけようとしたところ、警官は激しい声で青年に告げた。 「乗ったらだめだ!」 仕方なく青年はバイクを押し歩き出した。私はこの外国人青年に質問した。 ──何の違反したの?(英語で) ケイコク。35キロのケイコク(日本語) 質問をさえぎるように白バイ警官が割って入り、外国人青年は「イソイデマス」と言い残し、バイクを押し歩いて取締りの現場から離れていった。
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