テレビがうるさいから ――― といって“ついたて”を立てる人はいないはずだ。密閉しなければ、音を遮断することはできないからだ。
一方、道路では、クルマの騒音に対応するための“ついたて”に多額の費用が注がれている。
このように、騒音についても「道路は道路」で対応しようとするのは、中央省庁のたて割りが原因だ。
・道路(ハード):旧建設省
・車両(ハード):旧運輸省
・運転(ソフト):警察庁
道路のあちこちに立てられた防音壁は、視野をさえぎり、ドライバーにストレスをあたえている。
カーブ区間では100m先の異常事態までも遮ってしまうため、多重事故を誘発することもあるだろう。
一方、警察にとっての騒音問題は、非現実的な速度規制を正当化する材料にされているかのようだ。
参照→騒音車両を取締らない理由
2005年撮影
首都高