すっかり日の暮れた住宅街。
ひとりの警官が、駐車監視員と同じ端末で、駐車違反の取り締まりをしている。
クルマの停め方をみれば、ドライバーはすぐ横の家にいるはずだ。ダッシュボードにも、それを書いた大きなメッセージが置かれている。
「すぐ横だから、取り締まるより、注意したらどうか?」と警官に促すが、「その必要はない」との返答。しばらく見ていると、2台分の処理に手間取っているのか、確認標章を貼ったあとも、もたもたしている。
見かねてピンポンすると、すぐ人が出てきた。そして「町内会でも警察に協力しているのに…」と、警官との問答がはじまった。どうやらセーフのようだ。
さて、こうした取締りが、日本中の住宅街ではじまったら、いったいどうなるのだろう。すくなくとも首都圏で、来客用の駐車場をもっている人は、そうはいないはずだ。
2006年6月16日午後9時頃
金沢警察署の重点地域外の住宅街