埋め立てによって出現した金沢工業団地には、既成市街地とくらべると、道路条件は恵まれている。
あまり人の歩かない歩道を確保しても十分な幅の車道は、巨大な中央分離帯やゼブラゾーンが設置され、無理やり駐車禁止にされている。結果、中央分離帯が駐車場と化していた。
さて、駐禁取締りの民間委託がはじまった2006年、全国の警察は一斉に駐車監視員の活動ガイドラインを作成した。
首都圏のガイドラインはおおむね取り締まりの必要性のあるエリアが指定されていたが、神奈川県警金沢警察署は、商店街のないこの工業地帯を最重点区域に指定した。
どこでもいいから取り締まりをしたいのかもしれないが、ほかにすべきことがあるのではないだろうか。
2006月3月ごろに撮影 横浜市金沢区