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平成13年(ワ)第15800号 損害賠償請求事件
2003年10月6日
東京地方裁判所民事第18部合議係 御 中
被 告 今 井 亮 一
2003年9月24日付けの原告の「陳述書(2)」(甲第65号証)に対し、被告今井亮一(以下「私」という)は、次のとおり陳述します。
「陳述書(2)」では、なぜか年月日の部分が省かれていますが、「原告陳述書(1)の9」の「(2)」では原告は、こう述べています。
しかし、原告は、具体的にどのような「論争」があったのか、どのような「意見を交わして」いたのか、一切示していません。
仮に、「1999年」は2000年の誤記と解しても、やはり、具体的にどのような「諭争」があったのか、また、どのような「意見を交わして」いたのかが、一切示されていないことに変わりはありません。
2000年8月1日から8月21日にかけての旧BBS別館において、「黒木掲示板(掲示Eにおける原告と被告今井の論争について、被告今井は掲示板の常連投稿者らと意見を交わしている」という事実(それに相当する投稿のやりとり)は一切ありません。
と原告は述べています。そのような事実があつたと断言しています。
しかし、「隠語」とは何で「アドパイス」とは何か、私はどう「反応」しためか原告は一切る示していません。
私の手持ちの記録によれば、2000年8月1日から8月21日にかけての旧BBS別館には「シバレース」というハンドネーム投稿者はいません。「真・シパレース」氏と承との投稿のやり取りはありますが「黒木掲示板(掲示仮E)における原告と被告今井の論争について,被告らと意見を交わしている」に相当するもので,はまったくありません。
と原告は述べています。そのような事実があつたと断言しています。
しかし、これも、私がいったい何を「追加」したのか一切示されていません。
当該「read me first」とは、以下のような短いものです。以下のは現在のものです。
身近な交通違反&取り締まりをとおして、 本当に安全で円滑で公正な交通社会を考え直していこう、 との目的で設立・運営されています・ 悪質な運転をして取り締まりを受け、 なんとかチャラにしたい、逃げたい、 という方に役立つものは当サイトにはありません。 ただし、 悪質な運転を見直すきっかけは提供できるかも。 |
このあとに「最後に大事なことを申し上げます。」と何かを「追加」するのは奇異なことと、.少なくと.も私の文章感覚からは思います。そして、そのように追加した記億はなく、追加したなら現在までに削除したことになるとこる、削除した記憶もまったくありません。
ちなみに、「最後に大事なことを申し上げます。」で思い当たるものはあります。
私のメールソフトに、1999年4月4目に「月刊交通違反 on the web」の管理人である被告小谷に対し、「FAQ(はじめに)」をホームページに掲載するよう求めたときの送信済みメールが残っていました。「FAQ」とは「frequent asked question」(よくある質問)の略です。
その長い原稿の最後の部分は、こうなっています。
●最後に、大事なことを申し上げます。
ボクは、讐察がやる取り締まりに対してはナンでもカンでも争え、と言っているのではありません。ご自分の不服をよくチェックした結果、「こりゃ、やっぱ自分のワガママだわ」あるいは「無実だと確信してたけど、よくよく当時をふり返ると、やっぱ測定値は正しいわ」と思えぱ、反則金を払うなり、略式の裁判に応じて罰金を払うなりするのも、ひとつの勇気だと思います。 また、明らかに取り締まりが不当でも、人にはそれぞれいろんな事情や心の状態がありますから、悩んだ末、あきらめざるを得ないときもあるでしょう。それに対し「ふがいない」などと言うつもりは毛頭ありません。 どうすべきかよく考え、ご自分でいちばん納得できる道を選びましょう。そうやって考えること自体が、今後の安全運転に大きなよい影響をもたらすだろうと確信します。以上。 |
これを「read me first」に「追加」したことは一度もありません。
なお、同趣旨のことを私はずっと掲げ続けており、現在の私のホームページ「今井亮一の交通違反相談センター」(http://www008.upp.so-net.ne.jp/ko-tu-ihan/)にも、4年半も経過しているため「ボク」を「私」とするなど多少の更新はありますが、同趣旨のことをはっきり掲げています。
このことに関してここで少し述べておきますと、ところが原告は、「納得いかなければ闘え!」「不服があれぱ主張しろ!」と争いをあおるのが私の立場・姿勢であるかのよ一うに執拗に「アピール」し続けるわけです。迷惑な話です。
上記3、4のことが、黒木BBSに「おける原告と被告今井の論争について,被告今井は掲示板の常連投稿者らと意見を交わして」いたなかに「含まれていた」と原告は、事実そのようなことがあったと断言するわけですが、それが事実に反することは既に述べたとおりです。
ここで原告が示している投稿は、改行などが若干違うものの、私の手元の記録にもあります。
「真・シバレース」氏が「ず〜っと気になってた事…(笑)」と指摘し、私が「いったいナ
ンのことか、しばし首をひねってたんですが、突然わかりました。あれ〜っ」と応じたのは、私が「月刊交通違反 on the
web」に掲げていた記事(刑法の「緊急避難」の条文を紹介しただけのもの)で、「緊急避難」を「緊急非難」と誤っていたことについてです。
これについても、「緊急非難」と誤ったまま管理人(被告小谷)宛て送信した原稿の送信済みメール(1999年10月27目)も、その訂正を求めた送信済みメール(2000年8月6日)も、私のメールソフトに残っています。後者の文面はこうです。
BBSでシバレースさんに指摘された。 それと、こないだ送つた更新はどうなつてる? 今井亮一 r-chang@fb3.so-net.ne.jp |
私が「真・シバレース」氏に指摘されて訂正したのは、その誤字のことです。そのほかに、原告が言う「時期」には、「真・シバレース」氏の投稿も「シバレース」氏の投稿もありませんし、どちらかから何か指摘されて私が訂正・変更したこともありません。
と原告は述ぺています。
「被告今井が真・シバレース氏に促されて変更した箇所」とは、上記のとおり「緊急避難」と「緊急非難」の誤字についてのことであり、原告はその投稿を引用したあとに、「また」でつないで、つまり前後を並列させる形で、「被告今井が真・シバレース氏に促されて変更した箇所に確信が持てなくなった。」と述べているのです。
これは、いったい何のことなのでしょう。何度読み返してみても判然としません。
「上記理由」つまり、説明なしに引用された「真・シバレース」氏と私の投稿と、それから、何のことか判然としないけれども「被告今井が真・シバレース氏に促されて変更した箇所に確信が持てなくなった。」ということ、その2つを「理由」に、原告は、「1」で掲げたことから「また,原告が被告今井を批判した根拠を被告今井が修正する過程が含まれている。」の部分を削除する(変更する)と述べています。
「原告が被告今井を批判した根拠を被告今井が修正」したとは、いったい何のことか、私にはまったくわかりません。私には意味不明で、しかし原告は「確信」をもとに事実そのようなことがあったと断言していたことについて、削除すると言うのです。それはそれで結構ですが、原告が挙げる2つのことがなぜ.「理由」になり得るのか、私にはどうしても分かりません。
そして、その他の部分(上述のような、根拠が一切示されずかつ事実無根と思われる部分)を、原告はなぜ削除せず、事実そのようなことがあったかに断言し続けるのか、私には理解不能です。
したがって、「それゆえ,原告は,'被告らに対し,第三者の発言を含むこの期間の記録を提出を求める。」と言われても、応じるべき理由を私は全く見い出せません。
2002年9月14目、原告は突然、以下のような電子メールを私に送りつけてきました。
前略 YAHOO!掲示板において、あなたは他人を装って宣伝活動をしたとの疑惑を受けています。
もし言われのない疑惑であれぱ、ご自分で潔白を示すべきだと思います。 盛んに「不服があれぱ主張しろ!」とアピールする貴方がだんまりでないことを期待します。 http://messages.yahoo.co.jp/bbs?mm=GN&action=m&board=1146227&tid=8rdl7ybba1 a4k6lbepala6itkfea4aca4a2a4kbfmala24sa4ca4ha4a4a4g&sid=1146227&mid=518 野村一也 kznm@nifty.com |
私は「他人を装って宣伝活動をした」ことなどありませんので、いったい誰がどんな「疑惑」をかけてきたのかと、そこに記されたアドレスをクリックしてみました。すると、原告の以下のような投稿がありました。
不服があれば主張しろ!でしたね今井さん 根拠1 根拠2 根拠3 違うのなら「違う」と主張してください。 今井亮一殿 これはqlajgaiugtiさんの497に対する返信です |
「欠席裁判にしないために今井亮一宛てに」出したメールが、上掲のメールだったわけです。
私は「qlajgaiugti」氏を知りませんし、その読み方さえわかりません。また、私は「YAHOO!掲示板」には登録しておらず、一度も投稿したことがありません。さらに、「目本国ご意見板」という掲示板へは、私は一度も投稿したことがなく「逃げ」るも何もありません。
原告は、自分で「疑惑」をつくりあげ、自分で「あなたは……疑惑を受けています」とメールを送りつけてきたわけです。
原告のその投稿中にあるアドレスをクリックすると、「日本国御意見板」という掲示板の、以下のような原告の投稿がありました。
投稿日 : 2002年09月12日(木)01時07分 >>#しかし流石ご意見板。挨拶でここまで盛り上がるのがgoodです。 火が付きっ放しどころか、現実の裁判で油を注がれ続けている人もいます。 Salut!氏が1年もたってこの掲示板に書き込みをした理由のひとつには、 おそらく専門分野の知識を披露するために、他の場所をあたっているでしょう。 YAHOO!掲示板>自動車>全般1>交通警察に苦情・不満がある人、寄っといで qlajgaiugti氏の投稿のように詳細な交通違反を裁判で争うKNOW-HOWを、 本題はここから。 ダブハンの受忍限度はひとそれぞれで、しかもTPOによっても変わるのかもしれません。 1年前にzonamoshiさんは、Salut!氏の投稿が今井さんのPCから行われた、と暴露しましたね。 よろしくお願いします。 |
私のパソコンから「salut!氏」なる人物がどこかへ投稿した事実などありません。もちろん、私が「Salut!」と称してどこかへ投稿したこともありません。原告の言うとおりであれば、この
「zonamoshi」さんなる人物は、事実に反するウソを「暴露」したことになります。
そして、同年9月19日、原告は今度は以下のようなメールを私に送りつげてきました。
今井亮一殿
前略 「日本国ご意見板」においてSalut!というHNでの書き込みがあります。 そしてこの投稿が今井さんの仕業ではないか?という“疑惑”を私は投稿しました。 アドレスはhttp://bbs1.parks.jp/08/nihon/bbs.cgi?Action=Res&Mode=Tree&Base=2211&Fx=6 それを疑う理由についても、既にたくさんの投稿をしています。 なお現時点において、この“疑惑”に対するSalut!氏の反論はありません。 もしSalut!氏の投稿が今井さんの仕業でないのであれば、 「私はSalut!というHNで書き込みをしていない」と意思表示をしたほうが良いと思います。 納得いかなければ闘え! 不服があれば主張しろ!と頻繁にアピールする貴方が、 何の反応も示さず、疑惑を疑惑のままで終わらせることはないものと期待します。 草々 野村一也(Initial_P)kznm@nifty.com |
そこにあるアドレスをクリックして出てきたのは、上掲の同年9月12日の「ダブハンの受忍限度」という原告投稿でした。
私は、原告のこうしたメールや投稿には一切相手をしていません。それは、誰かが勝手につくった事実無根の「疑惑」の相手をしてまわる必要を感じないからであり、また、原告の目的の主要な目的の1つに、「著名なジャーナリストと「論争」している偉大な自分(原告自身)をアピールする、というふうなことがあるのだろうと思われるからでもあります。
新旧BBS別館だけで1年弱の間に475本もの投稿をして、私の名誉を執拗に段損し続けてきた(2003年6月13目付けの「原告準備書面(9)」の「第二」にある原告の言葉を借りれば「対抗言論」の機会を十二分に享受し続けてきた)原告は、新BBS別館が閉鎖され投稿できなくなつたあと、上掲の投稿のほかにも、私が知る限りいくつかの投稿(私の名誉を毀損する投稿)をしています。「表現の自由とその限界」と題する手の込んだホームページ(http://homepage1.nifty.com/voice_of_drivers/fjp/index_justice..htm)を設け、事実に反することを掲げて私の名誉を毀損し続けています。
裁判所におかれては是非ともご考慮願いたいと思います。
以 上