[3773] Re: 他人の権利に関する配慮は?
投稿者名: 山崎よしへら (ホームページ)
投稿日時: 2001年8月10日 16時10分
> それは確かにその通りですね。 >
最終的にそれ以外選択肢がないならば、裁判に持ち込むのもやむを得ません。 >
しかし、もし知っていたならば(今回は当て嵌まらないようですが)、法的手段に >
訴える前に考慮するべき事情ではあると思います。 > (下記と関連することですが)
>
しかし、個人の権利の主張によって、他人の権利を侵害することを是としては >
なりません。自らそれを是とするならば、全体の利益の前に個人の権利侵害を >
ゴミ扱いされたからとて文句は言えません。 >
これは、全体を構成する総ての個人が利益を得る権利を主張した結果として、 >
ある個人が権利を侵害された構図だと考えれば自明でしょう。 > >
あなた方の主張は、それを是としているように聞こえるのですが、実際の所、如何 >
なのでしょうか。
正直、私はわからないのですが、我々は「BBSを撤去するんだったら後藤さんの家を襲うぞ!」と言っているわけでも、「後藤さんを逮捕させて刑事被告人として法的に引きずりだせ!」と言っているわけでもありません。 我々には、そのような後藤さんの人生をメチャクチャにするようなことをいう権利はありませんが、両者の間でトラブルがあった、話しあいはできないと言う、ならばあとは裁判所で話し合いの続きをしましょうということのどこが「他人の権利」を侵害するかわからないのです。訴訟によらず、我々が実力行使に出るぞ、ということならば、おっしゃる意味はよくわかります。しかし、法的手段の前に話し合い、他の手段を、ということであれば、ネオシティが当時とられてしまった無断削除という行為こそ、問答無用で実力行使に及ばれたものであって、なぜ「裁判の前にやることあっただろう」というみなさんが、「ネオシティの無断削除は当然」と言うのかがわからないのです。 私は、何度も書いていますとおり、法的手段をとることが「他人の権利を侵害」するものとは絶対に考えません。
BBS撤去に至るまでにも、今井氏がネオシティに当BBSの管理方針をご説明し、その返信の中で、後藤さんは、今後、今回削除対象となったような記事についてはBBSの管理人によく事情を聞いた上で削除の適否を判断するべきだとネオシティの運営方針にくわえようと思う旨、お書きになっており、今井氏は「後藤さんの運営方針がだんだんと、えっと何というのでしょう、良いものになっていくようで、正直うれしいです」との返信を当時お出ししています。 私は、ネオシティと個別BBSの管理方針がそれぞれ独自のものであって何の不思議もないですし、個人個人である以上はそれが当然だと思いますが、そうとしても、今後、両者の間ですりあわせをしていくことも可能だと思っていましたし、事実、上のようなやりとりを聞いて、そうなっているのだと思っていました。 我々は決して法的手段のみを主張しているわけではありません。
>
尚、個人が権利を主張した結果として損害を被ったならば、法廷で賠償を求めれば >
良いではないか、などとは仰らないで下さい。 > 覆水盆に返らず、と言う故事成語はご存知でしょう。 >
法廷で是非が決着したからとて、賠償がなされたとて、総てが元通りになるとは >
限らないのです。たとえなったとしても、それまでに要した時間は誰にも取り戻す > ことはできません。 >
壊してから修復することを考えるより、まず壊さないことを考えて頂きたい。 > >
尤も、絶対に他人の権利を侵害するなと言ってしまえば、権利の主張などできない > ことでしょう。 >
しかし、だからと言って他人の権利を無視して良いわけではありません。 >
極力、他人に損害を与えないだけの配慮はするべきです。 >
そうした配慮のなされた手段を試し、その上で相手方の不実な対応により結果が >
出なかったのであれば、他人をも巻き込んだ訴訟もやむ無しと思いますが。
上で書いたことと重なりますが、当初からネオシティの削除が正当に行われ、それでも我々に「あれは削除すべきでなかったのに」という考えがあったとします。 そのような場合に、何の話し合いも経過せず、いきなりネオシティを提訴することは「乱暴」と言われてもしょうがないかもしれませんが、DCさんはなぜネオシティ側の削除という行為も当初「だからと言って他人の権利を無視して良いわけではありません。極力、他人に損害を与えないだけの配慮はするべき」であったと思われないのでしょうか。 何度も言いますが、私は裁判という法的手段に訴えることが「他人の権利」を侵害するとは絶対に考えません。我々は、ネオシティに「1000万円払え」とか「ネオシティを潰せ」とか、そのような裁判をするぞといったのではないのです。 誤ったことを修復してくれ、BBSを撤去するのはちょっと待ってくれ、そういう目的で法的手段を考えただけです。 このことがなぜ他人の権利を侵害するのかが、私にはわかりません。 「覆水盆にかえらず」ということであれば、ネオシティの当初の削除行為がそうであったとしか言えません。「法廷で是非が決着したからとて、賠償がなされたとて、総てが元通りになるとは限らないのです。たとえなったとしても、それまでに要した時間は誰にも取り戻すことはできません」とDCさんは仰いますが、そうであっても私はこれはやらなければいけないことだと思います。 我々はネオシティに不当なコストを負わせようとしているのではありません。 BBSレンタルという業務をおやりになられている以上は、負って当然の義務を負ってくださいとお願いをしているだけです。
時間がないもので、ざっと述べたばかりですが、ご了承くださいませ。 |
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