[3524] 感想
投稿者名: 本田雅也
投稿日時: 2001年8月9日 03時58分
いままでのやりとりをまとめると、 1「誠意」の必要性 2原因となった事実についての討論 3双方の認識の隔絶 4ネオシティ側の過失 5ネオシティの今後について といったところが主だった内容でしょうか。 見落としも多いと思いますが、さすがにこれだけの量の投稿を全てじっくり吟味するというわけにもいかないので。
1についてはもう議論の必要性は無いと思います。 ネオシティU側は被害者であるわけですから、そういった誠意を求める行動が発生するのは当然のことと思います。 今井さん側には2つの選択肢がありました。「事態の穏便な収拾」か「自分の信念の貫徹」か。 通常、一般社会では前者が適用されます。 上部からの命令や重圧、社会不適合者としての烙印を捺されてしまうのを恐れるからです。 しかし、ジャーナリストという仕事の特殊性を考えると、どうしても後者を取らざるをえなくなります。 命令や重圧なんて無いわけですし(〆切遵守はあるでしょうけど)、現代社会の悪を探してレポートするのが仕事として組み入れられているわけですから、社会に適合しようと思うのがそもそも間違いでしょう。 そうなれば、自分の信念を曲げずに行動するのが一番ですからね。 そもそも、全ての自由を求めていたら公務員や会社員になんてなれないとは思いますけどね。 無論、後者を取るにはそれなりの理論性というものが必要になってくるでしょうが、ネット社会では細かい法整備がなされておらず、「暗黙の了解」とか「管理人規約」とかいったもので成り立っている状態です。 この暗黙の了解というヤツが、ネオシティによって行われた「強制削除」というやつですな。 警告を出してくるところもあれば、一方的に削除しまくるところもあります(どことは具体的に書くわけにはいきませんけど)。 今回は「一方的〜」のほうだったわけですが、それに今井さん方が反発するのも当然です。 事実、つい最近、その反発が原因で廃業寸前に追い込まれた(結局は「サービスは続けるが業務はしない」ということになったみたいですが)ところもあったばかりですが、ネオシティも同じような結果になってしまったということでしょう。 こういう状態になってしまった以上、今井さん方もある意味「被害者」でしょうから、もうこれは被害者同士のやっかみ合い以外の何物でもないでしょう。 この場合、「加害者」は誰かということになりますが、被害者である全てが加害者でもあるでしょう。 もちろん、最初の原因(2)をつくったイニP氏が「訴える」ことを前提に削除要求したのは良くないことですけど、これに関しては既に本意であれ不本意であれ本人より謝罪の書き込みがあったので、もう論ずる必要性は無いと思います。
次に4ですが、ネオシティがしたことは不満の対象としては充分です。 しかし、ネオシティが今まで一度も削除を行わなかったとは到底思えません。 今までそのルールの中で何万人ものネオシティUが活動しているのですから、中には削除されたケースなんてたくさんあると思います。 今回もその流れで行われたのでしょうね。 それまで今井さん方がネオシティ管理者サイドとどれだけ接触する機会があったかはわかりかねますが、通常ならほとんど無かったでしょう。 そこで、いきなり法を持ちだされてしまった。 ネオシティとしてはまさに寝耳に水の話で、しかも管理者自らの生活をも砕きかねません。 その結果が閉鎖というわけです。 何度か話し合いがあったということなのですが、結局はネオシティ側が折れてしまったのでしょうね。 ここのところには既に「自由」というものが失われてしまっているように思えますが、「自分が自由なら相手が自由を失っても構わない」ということなので、放っておくことにします。 何言っても無駄でしょうから。
5についても絶望的ですかね。 いろいろと働きかけていますが、ネオシティの管理者サイドが「もうやめます」と言ってしまった以上、つらいものがあります。 寺澤さんの主張する「自由」の是非はともかくとして、一連の流れによって管理者サイドが疲弊しきってしまったのは事実として残ってしまっています。 もちろん、その貴重性なども考えれば最後まで粘ってほしいのですが・・・。
最後に3です。 一番引っ掛かりを覚えたのがこの部分ですね。 寺澤さんは御自身の書き込みで「今井さんと私に重大な部分での考えの違いは無い」とおっしゃってました。 まぁ、心の奥底に何が眠っているかは解りかねますが、とりあえずおっしゃった通りに受け止めることとします。 しかしながら、どうも今井さんや山崎さんの書き方と比べて、寺澤さんの書き方には反発したくなる要素が多いと感じられます。 寺澤さんの書き方は正しいか間違っているかは別として、相手の神経を逆撫でさせるようなものばかりなのです。 山崎さんが「まぁまぁ、落ち着け」といった書き方なのに対して、寺澤さんは「それがどうした。お前はバカか」といった書き方ですね。 これは私の書き込みに対応したのが寺澤さんだというのもあるでしょうが、今井さんからもそういう印象は受けませんでした。 更には寺澤さんの書き込みの中に、明らかに世に言う「一般人」の感覚とは異なるものがあります。(「裁判に対する認識の齟齬」など)。 このことに関しては寺澤さんが左派である以上、仕方の無いことですね。 「100人いて全て同じ考えと言うのはおかしい」という書き込みに関しては全く同感ですが、左派系ジャーナリストであると自覚しているのならば、もうネオシティU側のこれ以上の追求は無意味です。 「憲法に触れない限りは何やってもいい。それが自由」なのですから。
あとは、3つほど。 ・民事裁判なら憲法より民法を重視してください。 ・感情論の排除は構いませんが、被害を受けてしまったネオシティU側の心情も考えてください。はっきり言って「自業自得」とか言われた挙句に見下されてしまっては誰でも怒ります。 ・引用で対応するのは構いませんが、その引用部分があまりにも断片的です。最も言いたいであろう内容から外れてしまっていることも多々あり、それが不毛なレスポンス合戦に繋がっている例もまた、多々あります(自分の過去の書き込みも含めて)。
それじゃ、双方とも今後も頑張って論議してください。 煽り投稿や深夜に及ぶ書き込みに対する対応などで、更には本来の仕事もありますから大変だとは思いますが・・・。 |
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