[2102] Re: イニPさん、鈴太郎さん会見記(序)
投稿者名: 山崎よしへら (ホームページ)
投稿日時: 2001年7月17日 10時15分
一番最初に、3人の待ち合わせ場所である横浜・石川町駅北口改札そばのドトールについたのは私でした。イニPさんには、「私は目印に写真週刊誌のFLASHを手に持つようにします。先に私が着いたときには机の上に置いておきますので、声をかけてください」と事前にメールしておいたので、私はコーヒーを注文すると、FLASHを手に持って店内をグルグルと2,3周しました。声がかからないので、適当な空き席を見つけて着席。と、よく店内を見れば、「短パンで眼鏡をかけてます」という鈴太郎氏そっくりの風体の人がコーヒーを飲んでいるではありませんか。 「Iさん(=鈴太郎氏の本名)ですか? ヤマザキと申しますが」 ところが、帰ってきたのは思いっきりうさんくさげな視線。人間違いでした。恥。 しょうがなくひとりでコーヒーを飲んでいると、今度こそ鈴太郎さんと思える人が店に入ってくるのを発見。今度は当たりでした。掲示板上ではイニPさんに「同一人物」とイチャモンをつけられあって旧知の仲であるふたりだったのですが、もちろんリアルではこれが初対面。名刺を渡しあい、自己紹介を交わしました。鈴太郎氏の職業は、なんと私と同業。といっても出版ではなく、某テレビ局のディレクターでした。専門だという自然番組のことなど話していたのですが、定刻の9時半を過ぎてもイニPさんは現れず。FLASHを店内に掲げてみたり、恥ずかしいことをいろいろとしていたのですが、声がかかりません。 で、鈴太郎氏に「あと3分待っても声がかからなかったら、店の中で『野村さんいますか〜』って大声出してみますね」などと言っていたところに、私の携帯電話が鳴ったのでした。 「山崎さんですか。野村です。奥にいます」。 そんな電話を受けて、店の奥を見てみれば、そこには店内にもかかわらず真っ黒なサングラスをかけたままの全身黒ずくめ(に見えた)の男が。「声もかけないで、アンタ、ゴルゴ13かよ!」と心の中で思いっきりツッコミを入れつつ、私と鈴太郎氏はイニPさんの座っている席に移動したのでした。 「FLASH見えるように置いておいたんだから、声掛けてくださいよ」などと鈴太郎氏。「いやここ(店の奥)のほうがいいかと思って」とイニP氏。 とりあえず私から名刺を切りました。「まあ、ご存じかとは思いますが、ヤマザキです。ここ(光文社という出版社)に勤めてます」。 ついで鈴太郎氏が口頭で氏名を自己紹介。パスポートをイニP氏に見せて、「私はヤマザキさんじゃありませんから。別人ですよ」と話しました。ただし名刺は切らず。勤務先もこの段階では明かさず。後で聞けば、「知られるのは全然構わないんだけど、わけのわからないことで訴えるとか言っている人間とあんまり深く関わるのもイヤなんですよねぇ」とのことでした。 で、話はいよいよ本日の最重要議題「ヤマザキと鈴太郎氏は別人」問題に。あー、なんか体がだるくて綿密に構成して文章書こうという気が全然起きません。とりあえず流れを記します。 えーと私が確か「これこのとおり、私と鈴太郎さんことIさんは別人なんです。納得してもらえましたか?」と聞いたんだっけなぁ…。で、予想通りイニPさんは「全然」とご回答。「だって、あの(鈴太郎氏名義での)BBSでの書き込みをこのIさんがやったっていう証明はないでしょう」とのこと。そりゃそうですわな。ここまでは予想範囲の答えでした。私としては、まあ、こういわれるのは分かってたし、我々ふたりがそれぞれ「自分は○○という人間」「自分は○○という人間」と証明して、それをわかってもらえばいいと思ってました。それぞれが本当にBBS上の「山崎よしへら」「鈴太郎」と証明するのは難しいですからねぇ。 さてイニPさんは、替え玉説、つまりこのIさんを私が友達かなんかに成りすますように頼んで連れてきたという考えに駆られたのか、「なんか2人とも初対面に見えませんね」ともおっしゃっていましたが、さらにイニPさんが言った言葉をめぐって、いきなり座の雰囲気が緊迫。「大体、そんなパスポートなんか見せられたって、住所だってよくわかんないし、あなたが本当にそのIさんだってことわかんないじゃん」。まーつまり、目の前に座ってるこの人物が「Iさん」だということも認められないということですね。 わかりやすく図式化するとこうなります。
イニPさんの目の前に座る人=(1)=Iさん(某放送局勤務)=(2)=鈴太郎さん
つまりイニPさんはこの1のイコールな部分すら信用できんと言っているんですね。私も驚愕。鈴太郎氏も驚愕。そして読者のあなたもきっと驚愕。この時点で私が設定していた当初目標も消え去りました。「私が○○」というのすら納得できないっていうんだもん。
あーなんかだんだん薄れかけた記憶を思い出してきた。そうそう。で、呆れて私がイニPさんに聞きました。「えーと、イニPさん、ひとつ確認したいんだけど…」。 ところがここでイニPさんがめちゃくちゃ怒りました。「私は野村です!!!!!!!!! イニPとは呼ばないでください!!!!!!!!」。 なぜ「イニPさん」と呼んではいけないかはおいおい明らかになりますが、「じゃ、野村さん、ひとつ確認しますけど、BBSに書き込んだ鈴太郎、山崎よしへらというハンドルネームの人間が、今日ここで身分証などを示した「山崎喜宏」「I」という人間だとはあなたが納得できないってのはわかりましたけど(つまり2のイコールで結ばれた部分ですね)、あなたの今、この目の前にいるこの肉体を持った2人。この2人が『光文社に勤める山崎喜宏』『テレビ局に勤めて○○市に住んでいるI』という人間だというのも納得できないんですか? 社員証やパスポートじゃダメなの?」と私が聞いたところ、全く納得できないとのお答えでした。 この時点で、私は「いやあ。これは大変な人物だ」と思ったのですが(だって目の前にパスポートや免許証、社員証を示しても、それがそこに記された人物である、と納得してくれないんですから)、すでにこの時点で3人ともほぼ怒鳴りあい状態(笑)。ドトールは比較的混んでいて、しきり越しの隣の席にもおじさんが座ってましたが、ちらちらこっちをうかがってました。そらしょうでしょうねぇ。むさい男の3人組が大声あげて怒鳴り合ってるんですから(笑)。 ちなみに私は上下スーツ、鈴太郎氏はこれから海水浴に行くと言っても通じる短パンにTシャツ姿、イニP氏は黒のTシャツにベージュの短パン姿でした。 で、イニP氏はこうも言ってたかなぁ。「名誉毀損で鈴太郎というハンドルネームの人物を訴えるときに、それがあなただとして、そんなパスポートとか見せられたって、ホントにそこに住んでるかわからないし、訴状も送れない」云々。こんな趣旨だったと思います。間違ってたら訂正してください。イニPさん。まあ要は訴訟に必要な人物の特定ができないと。それに足る証明がないと納得できないと。 で、ここでぶち切れた私が鈴太郎さんにこう言いました。「Iさんね、もーいいから名刺切っちゃいましょ。そうすりゃ○○に勤めるI、っていう人物の特定ができるんだから、こんな訴訟で人物を特定できないとか、ぐだぐだ言わせないで済みますよ。さあさあ」。 で、鈴太郎氏がイニP氏に名刺を切りました。いやあ、ところがここでもイニP氏が反論。「こんなね、名刺なんかもらったってね、今はもうここに勤めてないかもしれないでしょ! 古い名刺だったらどうすんですか! 全然証明には不十分だよ!」。 今度は鈴太郎氏がブチ切れ。「じゃああああああ、そこの電話番号に電話してIという人間が勤めてるか聞きなさいよ!」。私もぶち切れ。「あのねぇ、そこの放送局に電話して総務でもなんでもにIという人間が勤めているか、勤めていたか、それを確認すれば、あなたがこだわる『訴訟するときの人物の特定』だって十分にできるでしょ!? ここにいる人物がIという人間だって事はパスポートでわかるでしょ? わからないの? ほんとにわからないの? それで十分でしょ? ここにいる人間がIという人だってわかるでしょ? 放送局に電話するくらい、あなたが自分でできるでしょ? そんなこともできないの? そうすればこのIさんがどういう人間かって特定だってできるでしょ? 何が不十分なの?」 このキツイ語調に当日の会談がどのような雰囲気だったかは如実に読みとっていただけると思いますが(笑)、まだまだこの時点で10分経過くらいか。それでまだ、目の前にいる人間が誰か、ということを争っているんですから、すごい会談でしょ?(笑) ちなみにイニPさんからは名刺はいただいていませんので、私と鈴太郎さんはイニPさんの勤め先とかは知りません。私の名刺を切ったときに、なんかイニPさんがシステム手帳を開いたんですね。で、なんか急にメモを書き出したので、なんだろ、『怨み日誌』でもつけているのか!!??、魔太郎が来るのかぁぁあああ(笑)と、私が恐慌におののいていると、イニPさんがポストイットを一枚くれました。そこを見ると「野村一也 ○○市○○町○番地○号」と書いてありました。名刺代わりだそうです。鈴太郎さんは「そんなもんいらないよ!」と受け取り拒否してました(笑)。後ほど、件の鈴太郎さんが名刺を切ったときに、受け取ってましたけど。せっかくなので、私はいまイニPさんからもらった名刺代わりのポストイットは免許証に貼ってあります。うーん、一心同体(笑)。 |
この記事に返信する [ 引用なし返信
| 記事編集
| 記事削除
] |